価格高騰に打ち勝つ!「コスパ最強野菜選手権」優勝の野菜は?ベスト3の野菜を使ったレシピも紹介【岡山】
岡山放送
岡山県民の野菜摂取量は1日232.4グラムで、厚生労働省が推奨する目標量に対して120グラムも不足しています。野菜を少しでも多く取りたい!と思っても野菜が高くてなかなか買えない…という人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、全ての野菜が目指す頂点!「OHKライブニュース杯 コスパ最強野菜選手権」を行います。国内最大級の食事管理・ダイエットアプリ「あすけん」を運営するASUKEN取締役で管理栄養士の道江美貴子さんに解説をお願いしました。 野菜高騰に打ち勝つ「コスパ最強野菜選手権」。 3番人気には栄養価トップクラスのトマト。2番人気は1年中比較的安く手に入るキャベツ。そして、1番人気は値上がりしても尚、価格の優等生!大豆モヤシ。価格面では安心ですが、栄養面で果たしてどこまで伸びてくるかが楽しみです。 1番人気の大豆モヤシは… 「コスパと栄養という風に考えると、コスパだとモヤシ・キノコ。栄養でいうとトマト・小松菜が強くなるか」 実はホウレンソウより鉄分が多い小松菜。続いてカロリーがほぼゼロ!食物繊維が豊富でダイエット中には欠かせない食材のキノコ軍団。トマトは猛暑の影響で平年より3割ほど高くなっているためか、順位を落としています。 「キノコに関してはビタミンDが多く含まれている。中でもマイタケが1番多く、味わいもいいので、マイタケが強いのではないか」 「トマト・小松菜は緑黄色野菜の中でもバランス良くビタミンが取れるので、すごく強い野菜だなど思います」 ここでキャベツ。ビタミンに似た働きをするキャベツ特有のビタミンU、別名キャベジンには揚げ物を食べるときには大変お世話になっています。 「キャベツはビタミンCがすごく多いのが特徴。キャベツに含まれるキャベジンが胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を守るという働きがある」 最後、意地を見せて野菜選手権を制したコスパ野菜は「豆苗」!やはりこの大一番、1度食べたあとも水をやれば再生し、2度楽しめるコスパ最強の豆苗に軍配が上がりました。 続いて2位には「ブロッコリースプラウト」、3位は「大豆モヤシ」という結果になりました。 Q:1位の豆苗、どういう面が強かったでしょうか。 「緑黄色野菜なので、ビタミンAも取れるし、葉酸などわりとまんべんなくビタミンが取れる、コスパ最強野菜」 Q:3位の大豆モヤシは意外でしたね、 「普通のモヤシだと、かさは取れるがビタミンが少なくなる。大豆がついている大豆モヤシを選んでほしい」 4位以下の野菜順位は・・・ 4位・マイタケ 5位・キャベツ 6位・ニンジン 7位・水菜 8位・シメジ、エノキ 9位・トマト 10位・小松菜(協力:食事管理アプリ「あすけん」) (長尾龍希キャスター) 「豆苗にブロッコリースプラウト、サラダや炒め物に入れるくらいしか思いつきませんが…」 (森下花音キャスター) 「安心してください。このコスパ最強野菜を使ったレシピも紹介します」 今回レシピを教えてくれるのは岡山市で薬膳おもてなしサロンを開く、サロン・ド・フローラ 岩田桜子さんです。薬膳の知識を生かした時短、簡単、おいしい、作り置きレシピ3品です。 <豆苗と大豆モヤシのいろいろナムル> 1)耐熱容器に大豆モヤシ(1袋)と細切りしたニンジン(中1/2)を入れ600Wで3分温める 2)3~4等分した豆苗(1袋)を入れる 3)白キクラゲ(1こぶし)、塩こしょう、しょう油(大1)、ごま油(大2)すり白ゴマ(大2)を入れよく混ぜる 【ポイント】生の豆苗を温かいもやしと混ぜシャキシャキ感を残す <ニンジンとスプラウトのドレッシング> 1)ニンジン(1本)クコの実(大1)をフードプロセッサーにかける。クコの実は水で戻す。洗うだけでもOK 2)ブロッコリースプラウトを細かく刻む 【ポイント】ブロッコリースプラウトはより栄養が取れるよう生で使う 3)リンゴ酢(大4)、レモン汁(大1)、ハチミツ(大2)、塩こしょう、オリーブオイル(80cc)を入れる。隠し味のスパイスとして、お好みでシナモンを入れる <じゃこと小エビ スプラウト梅ふりかけ> 1)スプラウト(1パック)ちりめんじゃこ(1パック)小エビ(大2)ゴマ油(大1)を混ぜ、黒ゴマ(大1)を入れる 2)梅干し(中1個)を刻んで入れる 【ポイント】塩やしょう油は入れない 10月も野菜の価格は平年より高めに推移する見通しです。コスパ野菜を上手に使って野菜不足を解消しましょう。
岡山放送