初防衛戦の志朗「挑戦者が誰であろうと勝たないといけない」、挑戦者の田丸辰「相手どうこうではなく自分を見てもらいたい」【RISE】
RISEの年間最大のビッグマッチ「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)の第1弾カード発表会見が1月19日、都内で開催された。 RISE世界バンタム級(-55kg)王者の志朗(BeWELLキックボクシングジム)が田丸辰(TRY HARD GYM)を相手に初防衛戦に臨むことが発表された。 志朗は昨年3月の「RISE世界バンタム級(-55kg)王座決定戦」でディーゼルレック・ウォーワンチャイ(タイ/ペッティンディームエタイアカデミー/True4Uスーパーバンタム級王者)をKOで破り王座獲得。7月から始まった「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では1回戦でルベン・セオアネ(スペイン/Muay Sapein)に判定勝ちも8月の準決勝でクマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(ペッティンディーアカデミー)にダウンを奪われたうえでの判定負けを喫した。12月には再起戦に臨み、ブンロン・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)に1RKOで勝利を収めている。 田丸は2022年10月に初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦で数島大陸(及川道場)を破り、スーパーフライとの2階級制覇に成功。志朗が準決勝で姿を消したトーナメントでは1回戦でWPMF世界ライトフライ級王者のペッシラー・ウォー・ウラチャー(タイ/Wor.Auracha)、準決勝ではRISEスーパーフライ級王者の大﨑一貴(OISHI GYM)を破り、決勝に進出。決勝では志朗が敗れたクマンドーイからダウンを奪ったうえでの判定勝ちを収め、トーナメントを制した。今回はトーナメントから1kg上のバンタム級での王座挑戦となる。
会見で田丸は「去年はRISEのビッグマッチに全部出場させてもらって、5試合全部勝てて、2023年のRISEを引っ張ってきたという自負はある。今年は勝負の年だと思っているので、選手としての価値を高めて田丸辰を見せていきたい」、志朗は「試合が決定したのは2~3日前。それまでは誰と戦うんだろうという感じだったが、誰が来ても構わなかったし、王者である以上、挑戦者が誰であろうと勝たないといけないと思っている。“防衛するほうが難しい”と言われているので、しっかり防衛してベルトを守りたい」とそれぞれ語った。 今回は志朗の適正階級である-55kgでの戦い。この日向かい合ったうえで2人はあまり体格差は感じなかったと口をそろえたが、田丸は「自分自身の動きとかは気にしていないが、相手は55kgが適正だと思うんで、そこでどれくらい変わるのかなというのはある」と警戒。また、かつて55kgで鈴木真彦に敗れているのだが「あの時は17歳で体も子供だったと思うし、当時は無敗だったので、勢いとか怖いもの知らずという感じで戦っていたと思うが、ケガや挫折を経験して、今はいい状態でいるのであの時とは全然違うと思っている」と約4年半前との違いを強調した。 志朗は「落として強くなる選手はあまり聞かないじゃないですか、全競技において。1kgを脂肪で落とさないといけないので、練習で疲労がたまっているのに炭水化物の量などを増やせない状態が続いて、パフォーマンスやスタミナ的に落ちる部分があるので、1キロは格闘技では重要だなと自分は身をもって分かりました」と昨年のトーナメントを経験したうえでの1kgの意味を語った。
【関連記事】
- 初防衛戦の志朗「挑戦者が誰であろうと勝たないといけない」、挑戦者の田丸辰「相手どうこうではなく自分を見てもらいたい」【RISE】
- K-1との対抗戦5試合開催発表で対抗戦は計10試合に。門口vs軍司のダブルタイトル戦は「ポジティブに考えている」と伊藤代表【RISE】
- RISEとの5対5対抗戦開催。金子晃大が鈴木真彦、軍司泰斗が門口佳佑、レオナ・ペタスはチャンヒョン・リーとの対戦をアピール【K-1】
- 木村ケルベロスが判定勝ちに「こんなに自分は弱いんだ」と反省。そして「チワワはベルトを獲るまで返上できない」と改めて王座獲得をアピール【RISE175】
- 大雅がチャンヒョン・リーを破りK-1王座から7年ぶりとなるベルト獲得「正真正銘の世界で1番になる」【RISE175】