〔欧州株式〕軒並み下落=英0.09%安、独0.27%安(15日)
【ロンドン時事】週末15日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比7.58ポイント(0.09%)安の8063.61で引けた。週間ベースでは0.11%安だった。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.27%安(週間は0.02%安)、フランスCAC40種指数は0.58%安(同0.94%安)、ストックス欧州600種指数は0.77%安(同0.69%安)で終了した。 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日の講演で利下げを急がないと発言したことが相場の重しとなった。トランプ次期米大統領が厚生長官に反ワクチン活動家として知られるロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名すると伝わったことも、製薬株の売りを誘った。 FTSEの構成銘柄では、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールが5.12%安、製薬大手GSKが3.88%安、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが3.21%安と下げを主導。一方、商業用不動産大手ランド・セキュリティーズは4.31%高、格安航空大手イージージェットは3.75%高、産金大手フレスニロは3.02%高となった。 DAXでは、医療機器のザルトリウスが6.00%安、分子診断大手キアゲンが2.49%安、医薬大手メルクが2.22%安と売られた半面、自動車部品大手コンチネンタルは2.87%高、化学品商社ブレンタークは2.62%高、ヘルスケア大手フレゼニウスは1.80%高で取引を終えた。