元プロ野球選手獲得も! 7人制ラグビー”SAMURAI SEVEN”とは?
11月にナゴヤ球場で行われたプロ野球・12球団合同トライアウトに”異色のスカウト”が来場しました。ラグビー元日本代表の吉田義人氏です。その目的は、7人制ラグビーへの勧誘。スポーツ紙なども報道し、話題になりました。実は、吉田氏が代表を務める7人制ラグビーの”SAMURAI SEVEN LLP”のトライアウトが12月22日に都内で行われ、運動能力の高いプロ野球選手の参加を募るために、代表自ら、スカウトを行いました。 ■7人制ラグビーとは 一般的にラグビーとは15人制のことを指し、主に高校ラグビーや大学、トップリーグ(社会人)で活動しているものは15人制になります。7人制ラグビーは、グラウンドの広さはそのままですが、試合時間が14分(15人制は80分)と短く、出場メンバーも15人制の半分以下の7人でプレーすることになります。1試合行うと数日、休息のため間隔を空ける必要のある15人制と違い、1日に数試合行うことができます。15人制の力比べのようなプレーは少ないですが、スピードあふれるプレーやパス、キックなどの高い技術が要求され、華やかさが魅力となっています。 日程的にも短期間で行いやすいことから、2016年のリオ五輪からの正式種目採用が決定しています。もちろん、続く2020年東京五輪でも正式種目として行われます。”SAMURAI SEVEN LLP”は、その五輪に出場出来るほどの選手を育てていくために立ち上がったプロジェクトになります。 ■男子トップチームの立ち上げ ”SAMURAI SEVEN LLP”が、まず取り組むのが「男子トップチーム」の立ち上げ。同チームは吉田氏自らが率いるチームで、2016年リオ五輪や2020年東京五輪における7人制ラグビー日本代表に選ばれるような選手を育成を目的としています。 このトップチームの一員となる選手を決めるべく12月22日(日)に東京大学駒場グラウンドでトライアウトが行われ、先日のプロ野球トライアウトで参加を呼び掛けていたのも、このイベントへの参加になります。応募資格は1998年4月1日以前に生まれた男性・ラグビー経験は不問とし、15-20人程度の採用を見込んでいます。