約1.6kgの巨大椀! 陣矢 東京油そば伝承館 上野の陣の「1.5kgチャレンジ」は味変しまくりで楽しいデカ盛りだった
デカ盛りなのに、器がデカすぎて最早麺が少なく見えちゃう!? 「1.5kgチャレンジ(5玉)」1575g!
目の前にやってきたのは、洗面器越えの大きな器に盛られた油そば! 早速計測です。 直径30cm、高さ12cmの器に、重さは1575g(器の重さは除く)。顔がすっぽり丸ごと入るぐらい大きな器です。具はチャーシュー、ノリ、メンマ、ネギ、ナルト。5玉分だけあって、麺がとにかく多い! それなのに、器のサイズがデカすぎて、そこまでのボリュームに見えないという謎なデカ盛り。 これなら、大食いじゃない人も、イケる! って思っちゃうのでは? ポテンシャルを隠しているデカ盛り油そばです。 「中ぐらいの太さのストレート麺で、茹で前750g。タレは醤油ベースに植物性の油が軸になっています」と話すのは、店長の上田さん。 ガーッとかき混ぜて早速一口! 油そばだけれど、想像より脂っこくなくて食べやすい。これは5玉、余裕でイケちゃう気がする、とつい思ってしまう美味しさです。
調味料やトッピングを加えていろんな味を満喫
そしてこの店、推奨の食べ方があるそう。 その1、お酢とラー油をためらわずかける その2、まんべんなく混ぜる その3、麺が冷める前に一気に食べる その4、変化を楽しむ ということで、味が単調に感じてきたら、お酢とラー油の出番です。 それにしても、卓上にあるラー油のボトルまでデカい! そして個人的に気になるのが「陣矢がらし」。おそらくお店オリジナルの唐辛子。果たしてどんな味なのかかけてみると…いいビリビリ感! これまでまったりと美味しかった油そばが、一気にシャキッとします。そしてザクザク食感が心地いい。 続いてすりごまを入れてみると、コクが一気に倍増! 旨みがよりぐいっとやってきます。ちなみに、お酢は昆布が入っていて、酸味だけではなく旨味もアップしてくれます。 1.5kgにしてよかった~、だって並盛りだと一通り楽しんだら食べきっちゃう。デカ盛りだからこそ、いろんな味を混ぜる楽しみを満喫できるってもん! さて、卓上の調味料だけではなく、追加トッピングも楽しまねば! ということで「魚粉」をかけてみることに。当たり前だけれど旨みが大爆発! もはや旨みの塊と化した状態に。お次は「ショウガ」。一気にシャキーンとする! 陣矢からしやラー油より、1番の味変では? 口の中がリセットされます。 魚粉やゴマで旨さを一気にアップしたところで、ショウガでリセット。すごい。またゼロから楽しめるなんて! 「卓上の調味料や無料で付く2種のトッピングもありますが、後半のおすすめは『半熟卵』(100円)と『マヨネーズ』(50円)ですね」 マヨネーズ、一気に濃厚な味わいになりそう。でもお酢とも合うなぁ。より濃厚な味わいにして、一気に食べ切るってこと? そして気になったことを質問。メニューにチャレンジ、って書いてあったけれどどういうこと? 「20分以内に完食すれば、1000円分のお食事券をプレゼントいたします」 なるほど~。ちなみに残した場合や20分を越えてもペナルティはなし。なので、普通に注文して食べていくお客様もいるってことですね。 ちなみに、5玉チャレンジは月に10杯程度注文が入るけれど、10玉チャレンジは1年に1人いるかいないか、とのこと。5玉で1575gだから、10玉は3kg超えだろうなぁ…。神に選ばれし胃袋をお持ちの方じゃないと食べられないであろうボリュームです。 油そばという名称だけれどドスッと来ることはなく、とっても食べやすい。そして、卓上の調味料や無料で2品付いてくるトッピングなどで楽しんでいるうちに完食できる「1.5kgチャレンジ(5玉)」。途中、食べても食べても麺が減らず、心が折れそうになったけれど、味変を楽しんでいるうちに器の底が見えました。味変の偉大さに感謝! もし何かさらにトッピングするなら、個人的には「特製スープ」(100円)かなぁ。最後に口の中をスッキリさせて完食、的な。 ちなみに、トッピングにあった「秘密のパン粉」(50円)って何ですか? 「ああ、それはカルボナーラ風まぜそば『ぺぱたま』のトッピングにおすすめのパン粉です」 カルボナーラ風だからカリカリのパン粉が合う、と。納得しました! 次回はオリジナル激辛味噌だれの「鬼ヶ島」にするか、好きなトッピングを5種ぐらい追加して贅沢なカスタマイズをするか。何も足さなくても美味しいけれど、色々足していくのも楽しい1575gの油そば。これからデカ盛りを趣味にしよう、またはデカ盛り道を極めようという人にも、とってもおすすめな1杯ですよ! 「陣矢 東京油そば伝承館 上野の陣」 住所:東京都台東区上野7-10-4 1F 営業時間:11:00~22:00 定休日:なし(2024年12/30~2025年1/4は年末年始休み)
<取材・文/いしざわりかこ 撮影/松永光希>