豪政府、再生可能水素と重要鉱物に税制優遇 25日法案提出
[シドニー 25日 ロイター] - オーストラリア政府は25日、再生可能水素と重要鉱物の生産に対して税制優遇措置を導入することを盛り込んだ法案を提出する。エネルギー移行計画において重要な役割を果たす同セクターへの投資拡大を促す。 2028年6月に終わる会計年度から2039─40会計年度にかけて、31の重要鉱物について、加工・精製コストの10%相当の税制優遇措置を設ける。優遇は1プロジェクトにつき最長10年間という。 また、同期間中に生産される再生可能水素について、1キログラム当たり2豪ドル(1.31米ドル)相当の税制優遇措置が設けられる。 チャーマーズ財務相は「この法案は、対豪投資への確信を高めるものであり、オーストラリアの天然資源にさらなる付加価値を与え、より安価でクリーンなエネルギーを供給することにつながる」と強調した。