女と男・市川「手ぶらで帰しませんよ」 参加理由は「あと一人なんです」初開催寛平ウオークin市川町、大雨でも大盛況
漫才コンビ、女と男の市川(44)がふるさとPR大使を務める兵庫県神崎郡市川町で2日、「寛平マラソンウオークin市川町」が開催された。12月14、15日に行われる「淀川寛平マラソン」のスピンオフ企画で初の試み。大雨に見舞われたが、市川は「手ぶらで帰しませんよ。バスで寝させませんよ」と大ハッスル。芸人が切れ目なく奮闘して大盛況だった。 関西地方に警報級の大雨が降る中、1人のキャンセルもなく、事前に申し込んだ48人全員がバスに乗り込み、午前10時に大阪・梅田を出発。市川と相方のワダちゃん(42)、ミサイルマン西代(44)という寛平マラソンでおなじみのメンバーに加え、漫才コンビのspan!と西成区住みます芸人のらいおんうどんが加わり、往路の車中からハイテンションだった。 バス内で芸人たちのあいさつの後、参加者にマイクを渡しての自己紹介が始まった。参加の理由を聞かれると、寛平マラソンの練習会などで「市川さんに(催行人数まで)『あと1人なんです』って声かけられたので」と話す女性参加者が続出。西代が「あと1人詐欺ちゃうか」と笑わせた。 市川は名前が同じ縁で市川町の祭りに出演していたことがキッカケで、2017年にコンビで町のPR大使を委嘱された。市川町を知り尽くしており、バスの外の光景を「これが市川町の清流、市川です。鮎がいます」と紹介するも、今にもあふれ出しそうなほどに川の水位が上昇。西代が思わず「濁流やろ」ツッコむほどの悪天候だったので、ウオークの予定を変更して、まずは市川町役場の隣にある会議室でゲーム大会を行った。 らいおんうどんのガオ~ちゃん(38)によるガオパオダンスで打ち解けた後は、バーベキュー(BBQ)の会場に移動。雨風はさらに強まっていたが、市川は自信満々だ。「ビクともしないBBQ場があるんですよ」。リフレッシュパーク市川にはふれあいドームという、頑丈で大きな屋根がついているBBQ場があるのだ。悪天候をものともせず、西代らが慣れた手つきで火をおこして、パーティーがスタート。市川町からは地元の特選牛肉、ソーセージ、巻きずしの差し入れがあり、参加者は舌鼓を打っていた。 BBQが終わると雨が上がり、晴れ間が差し込むほど天気が好転。天然温泉施設「せせらぎの湯」で足湯につかった後、市川が所有する古民家を改装した市川ハウスに向かってのウオークが実現した。