フェルスタッペンが17番手から久々V、4連覇前進 サンパウロGP
【AFP=時事】24F1第21戦サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2024)は3日、雨で順延となっていた予選と決勝が行われ、総合首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が難しいコンディションの中で巧みな走りを見せ、17番手から優勝。4連覇に向けて主導権を握り直した。 【写真】サンパウロGPでクラッシュしたマシン(その他全15枚) 決勝は雨の降る荒れたコンディションとなり、アクシデントが頻発して赤旗が2回振られ、ペナルティーやレース後の調査が必要な出来事も起こる波乱のレースとなった。 その中で、6月のスペインGP(Spanish Grand Prix 2024)を最後に10戦勝利がなかったフェルスタッペンが悪条件をものともせず、GP通算62勝目を挙げた。 ファステストラップも記録し、総合タイトルを争うマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がポールポジションからのスタートで6位だったため、残り3レースとスプリント1戦で両者の差は62ポイントに広がった。ドライバーズ選手権トップを守った日数でも、フェルスタッペンはミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が持っていた連続896日の記録を更新している。 アルピーヌ(Alpine F1)勢のエステバン・オコン(Esteban Ocon)が2位、ピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が3位でそれぞれ表彰台に入り、チームもコンストラクターズ選手権で9位から6位へジャンプアップした。 メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が4位、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5位に入った。ノリスはいつもの速さを見せられずに6位と苦しみ、RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7位。以下はマクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)、RBのリアム・ローソン(Liam Lawson)、メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と続いた。【翻訳編集】 AFPBB News