センバツ中止から一夜 夏、必ず連れて行かねば 倉敷商・梶山監督コメント /岡山
新型コロナウイルス感染拡大による第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の中止決定から一夜明けた12日、出場予定だった倉敷商の梶山和洋監督(32)が報道陣の取材に応じた。梶山監督は沈痛な面持ちで「信じたくない気持ちがあったが、開催に向けての尽力に感謝しなければならない。夏、必ず甲子園に連れて行かなくてはという思いでいっぱい」と話した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 11日は午後3時ごろまでチームで練習し、選手は中止決定を自宅で知ったという。関係者によると、原田将多主将(2年)は中止決定を受け、選手全員に「落ち込んでいる間に別のチームは練習しているし、そこで差が出る。夏は圧倒して勝てるチームを目指してやっていこう」とメッセージを送ったという。 今後、臨時休校期間の21日まで活動を休止するが、再開時期は未定。梶山監督は「再開できた時に、練習できることがどれだけ素晴らしいかを伝えたい」と声を詰まらせた。【松室花実】