「休場した力士の大半が引退を検討」 “半数が欠場”の旧宮城野部屋、衝撃の舞台裏とは【スクープその後】
「すでに引退している子も」
いずれにせよ、宮城野親方の手塩にかけて育ててきた弟子の半分が、近いうちに角界を去る可能性が出てきたのだ。これはもう、ファミリーの実質的な崩壊といえる。 「休場扱いの力士の中には、すでに引退している子もいるんです」 と明かすのは、旧宮城野部屋のさる後援者だ。 「それが反映されていないのは、部屋の異変に気付かれたくないという、協会の保身のためではないか――。そう勘繰りたくもなります。ある力士からは“他に10人ほどが引退したか引退を考えている”と聞きました」 また、 「宮城野親方はあの不祥事以来、完全に牙を抜かれて協会の言いなりになってしまいましたよ」 と嘆息するのは、別の後援者だ。 「ある力士は引退届を出した後、すぐに親方から“今日中に荷物をまとめて出て行け”と言われたそうです。当初は断髪式が終わるまでいてもいいとのことでしたが、“上司”の伊勢ケ浜さんの命で前言を翻してしまったよう。結局、その力士は断髪式も行ってもらえないそうです。4月以降、親方は弟子の親御さんのところを謝罪行脚に回っているそうですが、これも伊勢ケ浜さんからの指示だと聞きました」
「大の里の件は」
史上最多の優勝回数と勝利数を誇る大横綱にとっては、屈辱極まりないことだろう。 一方で、 「これまで角界で功績を残してきた宮城野親方に対して、この扱いはひどすぎます」 と不満を口にするのは、さる弟子の母親である。 「確かにあの不祥事については親方の責任は免れられませんが、ではこの間の大の里の件は一体何なのでしょうか」 現小結・大の里が20歳未満の同門の力士に飲酒を強要して処分された一件だが、 「師匠の二所ノ関親方は厳重注意で済んだ。協会がどういう基準で処分を決めているのかさっぱり分かりません。現役力士のためにも、早く部屋を元に戻してほしいのですが……」(同) *** “白鵬イジメ”を隠すそぶりもない日本相撲協会は、またもとある騒動でアヤをつけてきたという。白鵬はあわや角界から追放されるところだったのだとか。関連記事「『”白鵬イジメ”は外国人差別』 『白鵬米』騒動で追放されそうになるも、弁護士を立てて“反撃”」では、騒動の経緯と、協会の対応にしびれを切らした白鵬の行動について詳報している。 デイリー新潮編集部
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