「難病の客からは1人90万円を」過剰な訪問看護、背後にいた人物とは 福祉ビジネス、違法な助言をするコンサルも
A スタッフが自治体などに聞いた上で話しているのだと思うが…。間違っているなら、スタッフの確認不足だと思う。すぐに訂正する。 Q 自身の訪問看護でもそのようにしているのか。 A 自分の会社では適正にやっている。 Q 「お金もうけが目的ではないか」という指摘もあるが? A (障害者らへの)支援を事業としてしっかり存続させていくには、受け取れる報酬はちゃんと取ることが必要だ。そういう考え方であって、「不正や過剰に取れ」と言っているわけではない。 ▽「福祉が最も狙い目」 協会は2020年に開いたGHの開業セミナーでは、開催告知で資産家や投資家らにこう参加を呼びかけていた。 「安定した収益の柱をもう一つ持ちたいと思っているあなたへ 福祉が今最も狙い目!」「未経験から年商1億円以上も可能!」「社会貢献をしながら、不労所得を得られるビジネスオーナーになりませんか?」 佐藤氏は最近のメールマガジンでは、次のように書いている。
「今度は(GHとは)別の障害者事業を当分、推奨します。これ、GHよりもうかるかも…」 ▽取材後記 障害福祉サービスや訪問看護は、地域で暮らす障害者や患者が増え、国の予算も右肩上がりだ。そこで、お金もうけができるかのように参入を促すコンサルやフランチャイズの広告が後を絶たない。ちょっと目に余る状況だ。国は広告の規制やガイドラインを考えるべき時期にあると思う。