どこも同じと思ってない? 親のデイサービス探し 確認したい9つのポイント
「お泊まり(短期入所生活介護)」は持続可能な在宅介護の強力な助っ人
デイサービスやデイケアに「お泊まり」がついたのが「短期入所生活介護」(通称:ショートステイ)と考えるとわかりやすいでしょう。 利用は1泊2日~29泊30日まで可能ですが、早めの予約が必要です。施設併設型と単独型があります。メリットは朝・夕の送迎がない上に、朝食・夕食も提供してもらえ、夜間のケアまで頼めるので、家族の介護負担はグッと減ります。レスパイト(小休止)ケアは在宅介護を続けるために「強力な助っ人」です。 魅力ポイントの評価点は、デイサービス・デイケアと共通しますが、加えたい点が2つあります。 ①予約は取りやすいかどうか? ショートステイは人気のサービスなので「急な利用」には対応できないことがあります。いつ・どの時点で予約したらよいか、は要チェックです。ショートステイに応じてくれる事業所を複数ストックしておきましょう。 ②利用者間の関係づくり、緊急時と夜間の対応はどうか? デイサービスやデイケアでは「顔なじみ」も作りやすい。でもショートステイは「初対面」同士になりがちなので、関係づくりへの配慮が重要です。そして初めての環境はストレス過多となり、認知症の人の場合は不穏な行動が表れるなどします。緊急時と夜間の対応もポイントとしてチェックしましょう。
高室成幸