渋谷「さくら坂」でピンク色のイルミネーション点灯 東大生30人が警備も
桜並木で知られる渋谷・桜丘町の「さくら坂」で12月2日、イルミネーションが点灯した。主催は渋谷駅前共栄会。(シブヤ経済新聞) 【写真】点灯式に参加した大平ひかるさん(写真中央)ら 24 本のソメイヨシノをピンク色のイルミネーションで彩る「さくら坂イルミネーション」。坂を見下ろせる「渋谷サクラステージ」SHIBUYAサイド 2階の桜丘広場で行われた点灯式には、同会の青山強志会長や長谷部健渋谷区長をはじめ、ゲストとして青山学院大学「ミスミスター青山コンテスト」で昨年グランプリを受賞したタレント大平ひかるさんらが登壇。カウントダウンで一斉に点灯ボタンを押すと、さくら坂のイルミネーションが点灯し、拍手が起きた。 同会の佐藤勝副会長は、「渋谷サクラステージが今年、まちびらきで本格オープンし、JR新南改札もオープンして、桜丘も渋谷駅にある4つのうちの一つの玄関口になれた。商店会の一員として価値あるまちづくりを皆さんと一緒に進めていきたい」とあいさつ。長谷部区長は「渋谷区はイルミネーションの街だと思っている。表参道や、渋谷駅前、青の洞窟(代々木公園ケヤキ並木など)など、渋谷の街で年末の明かりに触れて優しい気持ちにもなりながら、楽しんでほしい」と呼びかけた。 さくら坂では今年4月の桜の開花時期に、外国人観光客らが歩道の外まで飛び出し撮影するなどの問題も発生した中、今回のイルミネーションでは警備体制を強化。かねて渋谷駅前共栄会の理事会にも自主参加してきた東京大学4年生でNPO法人「FOS」代表の長谷川雄飛さんがリーダーとなり、長谷川さんの呼びかけで集まった東大生30人が今後60日間にわたり、1日4人体制でパネルを持つなどして警備に当たる。 桜丘広場では、同施設SAKURAサイド3階に11月にオープンしたYAMAHAの新拠点「Yamaha Sound Crossing Shibuya(ヤマハサウンドクロッシング渋谷、YSC渋谷)」協力の下、12月25日まで自動演奏付きのストリートピアノを設置。館内各所でもイルミネーションが点灯するほか、こたつやギフト企画などのイベントも展開する。 さくら坂の点灯時間は17時~23時。来年1月31日まで。
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