〈離乳後期・完了期のお悩み解決〉「メニューのマンネリ」は、缶詰や乾物などで簡単アレンジ!【管理栄養士監修】
離乳食が1日3回になる9~11カ月ごろ(離乳後期)、1才~1才6カ月ごろ(離乳完了期)になると、離乳食作りが大変な日もあったり、メニューがマンネリになって困ってしまうこともありますよね。そんなときにおすすめの、缶詰や乾物などを使った簡単な調理テクや、定番レシピのアレンジ方法をご紹介します。 【画像】離乳食月齢別大きさ目安がひと目でわかる写真
缶詰で、離乳食作りの手間がぐんと減らせる!
離乳食作りに缶詰を使うと、下ごしらえの手間がぐんと減らせて時短にも。缶詰を使うときは、味が濃いものや油分が多いものは避けましょう。おすすめは魚の水煮缶。鮭、ツナ、さばやいわしなどがおすすめです。
鮭の水煮缶を使えば、下ごしらえいらずで、お魚バーグが完成!
ゆでて刻んだ玉ねぎ、軽く水けをきってほぐした鮭(骨は取り除くかすりつぶす)と、小麦粉か片栗粉少々をよく混ぜ、小判形にしてフライパンで焼くと、お魚バーグに。水煮缶は加熱してあるので、調理時間を短縮できるメリットも!
トマトピューレもおすすめの食材。混ぜるだけでトマトリゾットに
トマトピューレは塩分が入っておらず、ペースト状なので離乳食にぴったりです。トマトピューレを使えば、トマトリゾットが簡単に作れるんです。ボウルに5倍がゆ(または軟飯)、ゆでて刻んだブロッコリー。塩抜きして刻んだしらす干し、トマトピューレを入れて混ぜるだけ。さらに粉チーズ少々をかけると、風味がアップします。
定番レシピに乾物やチーズなどを加えれば、簡単にアレンジできて、栄養もアップ!
すりごまやきな粉、削り節、青のりなどの乾物のほか、粉チーズやプレーンヨーグルトなどを常備しておくと便利。それらの食材を、5倍がゆや軟飯、めん類、パン、主菜や副菜にのせたり混ぜるだけで、いつもの定番メニューを簡単にアレンジができます。味が変えられるだけでなく栄養もアップできるのでおすすめです。 監修/中村美穂先生(管理栄養士) 撮影/武井メグミ 取材・文/ひよこクラブ編集部 離乳食作りに困ったときは、缶詰や乾物などを使って、調理を簡単にしたり味変したりするテクを試してみてくださいね。 参考/『後期のひよこクラブ』2024年 春号 別冊付録「9カ月~1才代 ‶作るのが大変″‶うまくいかない!″お悩み解決 離乳食の進め方&レシピ」 ●掲載している情報は2024年1月現在のものです。 監修者 中村美穂 先生 PROFILE:管理栄養士・フードコーディネーター 保育園栄養士として、乳幼児の食事作りや食育活動に従事。離乳食の書籍の監修も。2009年より「おいしい楽しい食時間」を主宰し、現在はママ・パパ向けの離乳食教室もオンラインで行っています。
たまひよ ONLINE編集部