「東京チカラめし」が2年ぶりに復活! 社長が語る急激な店舗拡大と大量閉店の背景「同グループの『金の蔵』の優秀な店長を『チカラめし』に集めてしまったばかりに…」
「チカラめし」はリブランディングできるのか
さまざまな要因の中で、大量出店・大量閉店を、わずか数年の間で経験した「チカラめし」。 しかし、SANKO MARKETING FOODSは、「チカラめし」を見限ったわけではない。 「弊社にとって、『チカラめし』は、祖業の牛丼屋だということもあり、とても大事なブランドです」 こうした考えから、「チカラめし」は今年の5月、九段第二合同庁舎内に新規出店を行い、東京に帰ってきた。もともと、SANKO MARKETING FOODは、省庁の食堂事業の一部を受託していることもあり、一般人も入れる九段第二合同庁舎での新規オープンに際して「東京チカラめし食堂」をオープンさせたのだ。 オープン初日には、かつての「焼き牛丼」を求めて、多くのファンが詰めかけた。 「鎌ヶ谷(千葉)にあった店舗が再開発の事情で閉店する際、大阪から高校生がわざわざ来てくれたようです。それぐらい根強いファンが『チカラめし』にはいます。近年は会社自体を立て直さなければいけませんでしたが、やっと落ち着いてきたので、『チカラめし』のリブランディングを進めたいと思っています」 SNSなどでも話題になることが多い「東京チカラめし」。一世を風靡した「焼き牛丼」は再起できるのか。多くのファンの期待の中、その立て直しが期待されている。 構成/谷頭和希 写真/SANKO MARKETING FOODS提供 『流通空論』 ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTanによるPodcast。 「流通」とはなにかを解きほぐしながら、ゲストたちと⾃由連想形式で「空論」を展開する、新感覚の「放⾔ビジネスプログラム」です。 流通にまつわる既存のルールを変えてきたゲームチェンジャーをゲストにお迎えして、ヒット商品誕⽣の舞台裏から新システム浸透の背景まで、「企て」のすべてに迫っていきます。毎週月曜日朝5時に配信。 Spotify:流通空論 | Podcast on Spotify Apple Podcast:Apple Podcast内の流通空論 Amazon Music:Amazon Musicのポッドキャスト番組「流通空論」 X(旧Twitter)アカウント:https://x.com/ryutsukuron
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