【堂本光一 コンマ一秒の恍惚Web】角田選手とVCARBはランキング6位の座を獲得してほしい!
■解き放たれた王者の走りに注目 今シーズンはいよいよ第23戦のカタールGPと最終戦のアブダビGPの2戦を残すのみとなりました。ドライバーズ・チャンピオンは決まりましたが、コンストラクターズ・タイトル争いはラスベガスGP終了時点で、トップのマクラーレン(608点)、フェラーリ(584点)、レッドブル(555点)と接戦が続いています。 ランキング首位に立つマクラーレンはラスベガスGPでは苦戦していましたが、カタールGPは彼らが得意とする中高速コーナーの多いサーキットが舞台なので、速さを発揮すると予想しています。 でもカタールGPではスプリントレースもありますから、フェラーリやレッドブルにとっても大量得点のチャンスです。コンストラクターズ・タイトル争いの行方はどうなるのかわかりません。最終戦まで見逃せないレースになると思います。 残り2戦、個人的にはフェルスタッペン選手の走りにも注目しています。タイトルを決めたことでプレッシャーから解放され、フェルスタッペン選手はレースを楽しむことができる状況にあります。彼本来のアグレッシブで、マシンの限界ギリギリを攻めたドライビングが見られるかもしれないと期待しています。 もちろん角田選手の所属するVCARB、ハース、アルピーヌによるコンストラクターズ・ランキング6位争いも注目です。アルピーヌがブラジルGPでダブル表彰台を獲得し、VCARBとハースを一気に抜き去り、コンストラクターズ・ランキング6位に急浮上しました。でもラスベガスGPでヒュルケンベルグ選手が8位に入賞したことで、今度はハースがアルピーヌを逆転。 ハースが50ポイントでランキング6位につけ、それをアルピーヌとVCARBがそれぞれ1点差と4点差で追いかける状況でカタールGPに臨むことになっています。ここも最終戦まで熾烈な戦いが続きそうですが、角田選手とVCARBにはランキング6位の座を獲得してほしいです! ☆取材こぼれ話☆ 2回目の開催となったナイトレースのラスベガスGP。コース脇に巨大な球体LEDスクリーンが光り輝き、俳優のシルベスター・スタローンを始め、エンターテインメントのVIPたちも訪問。表彰式に向かうドライバーはリムジンで送迎されるなど、通常のGPとはまったく異なる雰囲気で行なわれていた。 「僕もラスベガスには行ったことがありますが、何もしていなくてもワクワクするエンターテイメントの街です。もちろん現地でレースを見たら、そのワクワク感は2倍にも3倍にもなると思います。いつかは現地で見てみたい気もしますが、テレビでレースを観戦している分にはあまり関係ないかなあ......。ラスベガス独特の演出などは正直、どうでもいいかなって感じです(笑)」 スタイリング/渡邊奈央(Creative GUILD) 衣装協力/AKM ヘア&メイク/大平真輝) 構成/川原田 剛 撮影/樋口 涼(堂本氏) 写真/桜井淳雄