デシャンが狙う前人未到の大偉業【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
フランス代表史上初めて100試合采配の“大台”に
選手としても監督としてもW杯とEUROを制した人物はいない。前人未踏のその大偉業を狙うのがレ・ブルーの指揮官、デシャンだ。(C) Getty Images
フランス代表の選手としてワールドカップとEUROをどちらも制しているデシャンが、さらなる2冠を狙っている。2018年W杯のこの優勝監督がEURO2020でも頂点を極めれば、計4冠はもちろん前人未到の大偉業だ。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年2月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 51歳の“若さ”にして100試合采配の「大台」を祝う。こんな格別な贅沢を提供できるのは、至高のフットボールだけかもしれない。 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、2019年11月17日にEURO2020予選を戦い、それが代表監督就任100試合目の節目となった。記念すべきその一戦で、レ・ブルー(フランス代表)はアルバニアをアウェーで下している(2―0)。 この勝利は、レ・ブルーの指揮官
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