千葉市に「学びの多様化学校」 2030年度に設置へ 不登校生徒が卒業目指す アルティーリなど地域連携も
千葉市は、不登校の中学生のため、特別な教育課程を整備した「学びの多様化学校」を2030年度に設置する方針を明らかにした。美浜区の旧中学校施設を改修し、併設される保育所や特別養護老人ホームのほか、プロバスケットボールチーム・アルティーリ千葉の練習場とも連携。地域とつながる場を創出し、生徒の学びに役立てる。 市などによると、千葉県内では浦安市が25年度に県内初となる開校を予定しているほか、別の自治体でも設置を検討する動きがある。 不登校の児童生徒は全国的に増加傾向で、千葉市内では昨年度時点で中学生は5・4%、小学生は2%が不登校。小中学校合計で過去最多の2142人に上った。