“勝てば快適なグループ、負ければハーランド”3大会ぶりW杯出場目指すイタリア代表、欧州予選組分け決定に伊紙警告「今回こそ間違ってはいけない」
現地12月13日、2026年ワールドカップ欧州予選の組分け抽選会がスイスで行なわれ、2014年大会以来3大会ぶりの本大会出場を目指すイタリア代表は、グループAもしくはグループIに組み込まれることになった。 【動画】ネーションズリーグの“イタリア代表グループステージ・ハイライト”! グループAとグループIのどちらに入るかは、ドイツ代表と対戦するUEFAネーションズリーグ準々決勝の結果次第。勝てばスロバキア、北アイルランド、ルクセンブルクのグループA、負ければノルウェー、イスラエル、エストニア、モルドバのグループIとなる。 この結果を受けて伊紙『Gazzetta dello Sport』は、「イタリア代表よ、運命は君たちの手のなかにある。ドイツに勝てば、ワールドカップへの道のりは一直線だ。ネーションズリーグ準々決勝で成功を収めれば、アッズーリはグループAに入ることができる」と報じた。 「過去2大会、私たちは――信じられないというべきか――予選で敗退した。悪しき2度の前例は懸念事項である。しかし、今回は歴史に相応しい自信を持ってリスタートしなければいけない。そして重要なのは25年3月20日、23日に行なわれるドイツ戦だ」 このようにネーションズリーグ準々決勝のドイツに注目。「ミラノのサン・シーロで行なわれる初戦に、ドイツのフロリアン・ヴィルツが出場停止で不在となる。誰もが認める21歳のスター選手がいないのは救いだ」とした。 ドイツとの準々決勝に勝てば、グループAに入る。「より快適なグループだ。スロバキアはルチャーノ・スパレッティ監督がよく知るフランチェスコ・カルツォーナ監督が率いている。スパレッティがナポリの監督を務めていた時、カルツォーナが助監督だった。スパレッティのやり方、イタリアの選手を熟知している存在だが、そのほかの国を含めて、イタリアが優位と見ることができるだろう」と、グループAを評価。 一方、ドイツに敗れればグループIに組み込まれる。「グループAに比べて厳しいだろう。イスラエル、エストニア、モルドバ、そしてアーリング・ハーランドがいるノルウェーと対戦しなければいけないからだ。代表チームで1試合平均1得点の怪物であり、24歳という若いキャリアで成し遂げてきた素晴らしい実績に対して、大きな尊敬の念を抱かせる。ハーランドのほかにも優秀な選手を擁するノルウェーには細心の注意が必要だ。失敗した過去2大会のように、どこに危険が潜んでいるか分からない」と、ノルウェーの存在を意識した。 「要するに、安心してワールドカップ予選を戦うには、ドイツに勝つことが非常に重要だ。過去2大会、予選敗退という大きな失望を味わってきた。今回こそ、間違ってはいけない」 ブラジルの5度に続き、ドイツとともに4度のワールドカップ優勝を誇るイタリアは、3大会ぶりに本大会に出場できるのか。25年3月20日、23日に行なわれるネーションズリーグ準々決勝のドイツ戦に大きな注目が集まる。 26年ワールドカップ欧州予選の組分けは以下の通り。 ■グループA イタリア対ドイツの勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク ■グループB スイス スウェーデン スロベニア コソボ ■グループC ポルトガル対デンマークの敗者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ ■グループD フランス対クロアチアの勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン ■グループE スペイン対オランダの勝者 トルコ ジョージア ブルガリア ■グループF ポルトガル対デンマークの勝者 ハンガリー アイルランド アルメニア ■グループG スペイン対オランダの敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ ■グループH オーストリア ルーマニア ボスニア・ヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ ■グループI イタリア対ドイツの敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ ■グループJ ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン ■グループK イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ ■グループL フランス対クロアチアの敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 構成●THE DIGEST編集部
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