UNRWA禁止法に「警告」 イスラエルに支援促進要求 国連安保理
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は30日、報道機関向け声明を出し、イスラエル国会が28日に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁じる法案を可決したことに「重大な懸念」を示し、UNRWAを「解体または縮小しようとするいかなる試みにも強く警告する」と表明した。 声明は全15理事国の全会一致。イスラエルの後ろ盾である米国も法案に否定的な姿勢を示した形だ。 安保理は声明で「UNRWAはパレスチナ自治区ガザでの人道支援の要」であり、代替機関はないと強調。イスラエル政府を名指しして、ガザでの人道支援促進の「責任を果たす」よう求めた。