「子どもが勉強しない」と悩む親は知っておきたい! 東大生が実践する意外な“モチベーションアップ術”
テクノロジーを頼ろう
こういうときにオススメなのが、テクノロジーの力を借りることです。スマホや機械の力を借りればいいのです。 「そんなの難しいんじゃないの?」 「テクノロジーなんて使い方を知らないよ」 という人もいるかもしれません。でもみなさんは、今の段階でも絶対多かれ少なかれ、テクノロジーの力を借りているはずです。 たとえば朝起きるとき。 めざまし時計、もしくは、スマホのアラーム機能を使いますよね? つまり、テクノロジーの力を借りて起きているわけです。 「明日の部活での試合はめっちゃ重要で遅れたくない!」 「だから気合で6時に起きるぞ!」 っていう人がいれば、超激レアです。 朝6時に「気合」で起きる人は、まずいないでしょう。 でも、自分のやる気のなさを気合でなんとかしようとしている人って多いのです。 もう一回言います。自己管理がしたいのなら、自分に頼ってはいけません。こういうときこそ、スマホを活用するべきなのです。 たとえば、YouTubeの生配信。 勉強をしている動画を流している教育系の YouTuberっていますよね。それを流しながらがんばってみたりとか。 また、リマインダーアプリやカレンダーのアプリなどを使って、「この日までにこれをやる!」と、やることと期限を明確にして通知が来るようにするとか。 さらに、ストップウォッチなども、自己管理のためにテクノロジーを使うということになるでしょう。Xなどでの発信もそうですね。 これらのことを実施することで、「やりたくない」というナマケモノの自分を倒すことができるのです。 ルールを作って守れるよう、テクノロジーの力を借りる。 ぜひ実践してみてください!
〈著者プロフィール〉西岡 壱誠(にしおか・いっせい)
1996年生まれ。株式会社カルペ・ディエム代表。偏差値35から東大をめざすも、現役で不合格、一浪で不合格と、2年連続で不合格。後がない状況に置かれたことで、これまでの勉強法を見直した結果、偏差値70、東大模試で全国4位になり、見事、東大合格を果たす。 東大に合格した勉強のしかたや、やる気を起こしてキープするノウハウなどを、全国の学生や学校の教員に伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。現在、全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教員向けに指導法のコンサルティングを行っている。 YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1.2万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。 著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも、東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラー。『偏差値35から東大に合格してわかった 頭がいい人は○○が違う』(日経BP)他多数。
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