ダルビッシュ（ＡＰ）

◇６日（日本時間７日）　ナ・リーグ　地区シリーズ第２戦　ドジャース―パドレス（ロサンゼルス） ◆パドレス選手とにらみあうドジャースファン【写真複数】 　パドレスのダルビッシュ有投手が、今季のポストシーズン初登板。７イニングで８２球、３安打、３奪三振、２四球、１失点の力投。注目の大谷翔平選手との対戦は３打数無安打に封じ、ポストシーズンでは２年ぶりの勝利投手の権利を得て降板した。 　初回は大谷を５球目の外角変化球で空振り三振。３回は外角変化球で一ゴロ。３度目の対戦となた６回は徹底的な変化球攻めで、最後は高めのカーブで投ゴロ。５日の初戦で５打数２安打１本塁打と当たっていた大谷を完璧に封じた。 　唯一の失点は２回。２安打と四球で無死満塁とし、犠飛で失点したものの、最少失点で踏ん張った。初回はベッツの左翼スタンドへの大飛球を左翼手プロファーがフェンスを乗り越えながらキャッチしたほか、４回には右翼手のタティスが右中間へのライナーを好捕。大谷、ベッツ、フリーマンのＭＶＰトリオに安打を許さなかった。 　３８歳のダルビッシュがポストシーズンに出場するのは２０１２年、１６年、１７年、２０年、２２年に続き自身６度目。ポストシーズンでの勝利となれば、パドレス時代の２２年１０月１２日の地区シリーズ第２戦・ドジャース戦以来で通算５勝目（６敗）となる。 　ダルビッシュは今季、レギュラーシーズンでは１６試合、７勝３敗、防御率３・３１。５月１９日に行われたブレーブス戦で史上３人目となる日米通算２００勝を達成。ただ、同２９日の登板後に左脚の張りで１５日間のＩＬ入りすると、７月には「家族に関する個人的な事情」でメジャー４０人枠から外れ、制限リストに登録されていた。９月に復帰すると、５試合で３勝をマークしていた。