４回表１死でマニー・マチャドを抑えた山本由伸

　ドジャース・山本由伸投手（26）の好投を米メディアは手の平を返したように絶賛した。11日（12日）の地区シリーズ第5戦に先発し、5回を2安打無失点の快投でチームを3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズに導いた。 【写真】ともにずぶ濡れになる山本由伸と大谷翔平 　この日の山本の先発登板には不安も拭えなかった。5日（日本時間6日）の初戦に満を持して先発したものの、3回を5失点KO。何とか2勝2敗のタイに持ち込み、迎える最終決戦にロバーツ監督は中5日の山本を即決できず、2戦目で6回途中4失点のフラーティ、さらに再びブルペンデーとする可能性を示唆するなど苦慮していた。 　そのため「ドジャースネーション」は「山本が先発したときドジャースは勝利は収めたが、26歳の彼はMLB史上最高額の投手には見えなかった。彼がいつ試合に出るか問題だ」と不安を指摘し、韓国メディアも「5日間も休むのに信頼が与えられていない」「3億2500万ドル投手を信じられずにブルペンデーを検討するとは面白くも悲しい」と痛烈な皮肉を浴びせていた。 　ところが…フタを開けれな順当に中5日で山本がマウンドに立ち、胸のすくような圧巻投球を披露。最終的にフラーティを含めたリリーフ陣を早めに準備させることで山本に運命を託し、見事に期待にこたえた。これには「ドジャースネーション」のノア・カムラス記者も「山本は5回を無失点で2安打しか許さなかった。これがエースだ。3億2500万ドルの男の仕事だ」と絶賛し、韓国メディアも「誰が3億2500万ドル投手を疑ったか。初戦とはまったく違う投手だった」「ついに仕事をした。不振続きの山本が逆転投球だ」と拍手を送るしかなった。