GW中にピーク 今年のみずがめ座η流星群はどれくらい見える?
昨年、大出現して話題になった「みずがめ座η(イータ)流星群」。ゴールデンウイーク中の5月6日にピークを迎えます。今年はどれくらい見ることができるのでしょうか。 【動画解説】毎年現れる「流星群」の正体は?
ハレー彗星が母天体
みずがめ座η流星群は、オリオン座流星群とともにハレー彗星を母天体とすることで有名です。つまりハレー彗星が宇宙にまき散らした塵(ちり)の一群が地球に落ちてくる時に発光するのが、みずがめ座η流星群なのです。名前の通り、みずがめ座に放射点(流星が飛び出してくるように見える中心の点)があります。夏に見られるみずがめ座δ(デルタ)南流星群も同じくみずがめ座に放射点があります。 みずがめ座という星座自体、北半球では低いところにあるため観測条件はいいとは言えませんが、逆に南半球では三大流星群の一つであるペルセウス流星群並みの流星が見られます。
昨年は大出現 今年は例年並みか
昨年は大出現し、1時間に120~140個の流星(国際流星機構調べ)が確認されました。大出現の再来なるかと期待されましたが、国立天文台によると、今年は「1時間に10個から15個程度」と、例年並みの出現数にとどまりそうです。 ピークの時間帯は6日午後4時ごろと夕方なので、観測のポイントとしては、6日と7日のそれぞれ真夜中から明け方にかけてが見ごろ。月明かりの影響もなく、よく見られそうです。特にみずがめ座が上り始める午前2時ごろからが観測しやすいとのことです。 ただもう一つ気になるのは天気。ウェザーニュースの予報(2日現在)によると、5日深夜から6日明け方は北日本・東日本で雲が広がりやすく、観測が難しいとのこと。西日本は雲の隙間や晴れ間を狙えば観測するチャンスがありそうです。当日の予報は変わるかもしれませんので、観測する場合はチェックしてみましょう。