【随時更新】「固まったのはことし7月すぎ」和田毅投手が現役引退 会見で決断語る 福岡ソフトバンクホークス
FBS福岡放送
ホークスの黄金時代を支えた和田毅投手の現役引退が5日、発表されました。 プロ22年目でユニフォームを脱ぐ決断をした和田投手。午後5時から引退会見を開き、その決断について語りました。 冒頭、和田投手は「本日をもって引退をします。まだ、たくさんのかたからメールや電話をいただいて、返信も連絡も返せていないのですが、この場を借りて伝えさせていただきます」と笑顔で語りました。 その上で「最近決めたわけでもなく、ずっと前から、ずっと前というか、ある程度、固まってきたのは、ことしの7月すぎくらいです。ここまで皆さんに知られずにこの日を迎えられて、自分としては良かったなという思いはあります」と述べました。 「さかのぼれば19年のときから、5年前くらいから。自分としては肩の痛みと戦いながら。18年、まったく投げられずに19年に復帰できたのですが、ダメになったらやめようという気持ちで毎シーズン戦っていました。いろんなかたに言っていました。ウソ偽りなく。自分の中ではホークスで選手としての役割がだんだん終わりを迎えているのかなと。5年間の中で少しずつ出てきた」と明かしました。 そして「ことしは特にそれを強く感じて。それよりも選手ではない立場でホークス、野球界に貢献できる、勉強する時間にあてたいと。そちらの比率が高くなって、その比率が上回ったのがことしだった。ことしはひざの痛み、腰、今回、内転筋の肉離れ。投げていたときも肩の痛みを抱えながら、注射を何回も打ちながら投げていた。決断したからなのか分かりませんが、体がどんどんぼろぼろになっていっているなと今シーズン、最後のほうは投げながら感じていました」と振り返りました。 「ことしはひざの痛みが本当にきつくて、戻れるかどうか、戻れないなと正直、覚悟をしていたのですが治療のかいがあって9月くらいから良くなってきて、もしかしたら試合で投げるようになるかもしれないとなったときに、完全にことしやめようと。決断はしていたが、球団のトップのかたに伝えて。どんなかたちでもいいので、ことしで最後だという思いで自分もやっていたので。どんなかたちであれチームに貢献できるかたちで終わりたいと。最後、肉離れをしてしまって日本シリーズに貢献できず申し訳なかったのですが」と打ち明けました。