シルバーウィークの3連休は、高速道路の「休日割引」が対象外!“ETC周遊フリーパス”も使えないの? 料金を安くする方法もあわせ解説
9月に入って少しずつ暑さが和らぎ始め、お出掛けしやすい気候になってきました。2024年の9月は2週間続けて3連休が設定されており、旅行を考えている人もいるかもしれません。 しかし、2024年の9月は例年とは違い、高速道路を使った旅行の費用が増えるかもしれず、注意が必要です。本記事では、その理由と少しでも負担を減らす方法を解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
2024年9月の3連休は2つの割引が対象外
「シルバーウィーク」と呼ばれることもある秋の大型連休。2024年9月は、9月14日から16日までと、9月21日から23日までの2回の3連休があります。しかし、普段なら3連休でも使える高速道路の割引のうち2つが適用できません。具体的に使えない割引と影響を見ていきましょう。 ■休日割引が使えない 休日割引とは、土曜日・日曜日・祝日にETCシステムを使って地方部の高速道路を走行した場合、高速道路料金が30%割引される制度です。通常の3連休であれば適用されますが、9月の2回の3連休には適用されません。 例えば、東名高速道路を使って東京ICから浜松西ICまで走行した場合、休日割引が適用されれば片道4370円で済むところ、5830円の支払いが必要です。片道1460円、往復で2920円も負担が増えてしまいます。 ■ETC周遊フリーパス(ドラ割など)も対象外 ETC周遊フリーパス(ドラ割)とは、定額を支払えば対象区間の高速道路が乗り放題になるサービスです。例えば、NEXCO東日本のドラ割として次のようなものが用意されています。 ・北関東周遊フリーパス 首都圏出発プラン 3日間8500円で首都圏出発エリアから北関東の周遊エリアへ1往復+周遊エリア内が乗り降り自由 ・千葉ぐるっとパス 連続する最大2日間、対象エリア内の高速道路が4200円で乗り降り自由 ・東北観光フリーパス 東北6県周遊プラン 東北周遊エリア内が3日間1万700円で乗り降り自由 特に複数の観光地を巡る旅行に適したフリーパスで、上手に使えば数千円ほどお得に旅行ができます。 しかし、9月の3連休中は使えないので、周遊フリーパスを利用した旅行を計画していた人は、想定以上の金額を支払うか、旅行の予定変更を余儀なくされるかもしれません。
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