松下洸平が『放課後カルテ』で地上波ドラマ単独初主演!超偏屈な学校医役に「少しでもプラスな気持ちになれるようなドラマに」
松下洸平が、10月スタートの新土ドラ9『放課後カルテ』(日本テレビ系 毎週土曜 午後9時)で地上波ドラマ単独初主演を務めることが決定した。 【写真】原作「放課後カルテ」書影 原作は、日生マユの人気マンガ「放課後カルテ」(講談社「BE・LOVE」所載)。世代を超えて多くの読者から愛されている作品の初めてのドラマ化となる。 本作の主人公は、学校医として小学校に赴任してきた小児科医の牧野。文句ばかりで口も態度も大きい問題ドクターだが、鋭い観察眼で子供の小さなサインも見逃さず、救っていく。そんな牧野を演じるのは、俳優として映画やドラマで存在感を発揮する一方、音楽アーティストとしても活躍し、音楽番組『with MUSIC』ではナビゲーターを務めるなど、マルチな才能を見せる松下洸平。本作が地上波ドラマ単独初主演となる。 第一報ビジュアル撮影では、小学生4人と共演。原作の牧野と同じく白衣に眼鏡姿の松下は、ぶっきらぼうなキャラクターを表現するため、険しい表情でカメラ前に登場。しかし、無邪気な子供たちの笑顔につられ、思わず「僕も笑いたいな~」と本音が漏れる場面も。そして、無事、撮影終了後には、我慢していた笑顔も解禁し、子供たちと声を合わせて「お疲れさまでした!」とあいさつを交わした。 <松下洸平 コメント> ◆原作を読んでの感想は? 僕が知らない世界でした。小学生が抱えている悩みや目に見えない病、自分はあまりにも無知だなと感じましたし、大人と同じように子供たちもさまざまなことで日々悩んでいて、助けを求めているんだとも。 それと同時に、教師や親御さんたちも、学校や家庭の中でいろいろな苦労をされていて、一生懸命になることで逆に自分を追い込んでしまう事もあったり。そういう悩みは学校の中だけに限らず、大人の社会にも通じるところがあるなとも感じました。 ◆牧野という主人公は、ぶっきらぼうで口も悪く、松下さんのイメージとは大きく離れたキャラクターだと思います。こういった役は松下さんにとって演じやすいですか? それとも難しいですか? 難しさと楽しさがあると思っています。僕なりの解釈ですが、牧野先生をただのツンケンした、何を考えているのか分からない人にはしたくないというか。彼は誤解を生んでしまうことも多々あるのですが、そこには信念や、医師としての思いも詰まっているんだと思います。時々抜けていたり、児童たちにいじられる愛らしい部分もあったり、全部ひっくるめて、視聴者の皆さんに「も~、牧野先生~(笑)」って思いながら見守っていただけるような、そういうキャラクターになれたらと思っています。 ◆今日も子供たちと一緒の撮影でしたし、小学校が舞台なので、撮影現場には子供たちがたくさん来ると思います。楽しみなこと、不安なことはありますか? 今日の撮影は4人でしたが、ドラマの現場には30人、40人…こればかりは接してみないことには分からないので、でも、せっかく一緒に作品が作れるわけですから、まずは真正面からぶつかっていこうと思います。みんなで遊んだりもできたらきっと楽しいですよね! ◆牧野は小学校の保健室の常駐医ですが、ご自身の保健室の思い出は? 僕自身はあまり保健室にお世話になる子供ではなかったような気がします。当時は擦り傷を作っても「唾つけておけば治るよ!」みたいな(笑)。 ◆最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。 学園ものでもあり、医療のお話でもあり、2つの側面を持つ新しい作品になるのではないかと思います。子供たちが主役でいてほしいドラマです。子供たちの抱える悩みや病に触れることで、僕たち大人が気づかされる部分もたくさんあります。 学校という場所で、出会ったことのない人数の子供たちと向き合うことで、牧野自身も成長していきますので、ぜひ視聴者の皆さんにも優しい目で「牧野先生、頑張れ!」って見守っていただきたいと思います。 毎話ちょっとほっこりして、少しでもプラスな気持ちになれるようなドラマを力を合わせて作っていけたらと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください! <原作:日生マユ コメント> 連載終了から6年たってのドラマ化、いまだ信じられない気持ちです。 松下洸平さんが演じてくださる牧野先生と子供たちが生きる世界、一視聴者としてとても楽しみです! 漫画ではなかったオリジナル展開も描かれる予定です。 たくさんの方にドラマ版放課後カルテ、楽しんでいただけたらうれしいです! <プロデューサー:岩崎秀紀 コメント> 日生マユさんがたくさんの取材を重ね、心血を注いで描き上げた漫画『放課後カルテ』。ドラマ化させていただけることを本当にうれしく思います。初めてこの漫画に出会ったとき、「これは私の物語かもしれない」と、おこがましくもそう思いました。そう思うのは、きっと私だけではないと思います。 私も、小学生の頃、保健室へよく行く児童でした。今となっては笑って話せるようになりましたが、父に無理矢理入部させられたサッカークラブの活動がある日にだけ、なぜか体調が悪くなって保健室へ行き、母に迎えに来てもらっていました。やがて母には「サッカーがある日だけ具合が悪くなるのね。根性なし」と言われ、自分が嫌になっていきました。しかし、今回のドラマ化にあたって取材を重ねていくと、実はそこには「気づけていない病」があったのではないか、と思わされました。今の小学生もそうかもしれない。子供たちはきっと、見えないところでいろいろなものを抱えています。そして、それを理解したくても気づけない親御さん、日々のお仕事が多くて児童一人一人と向き合う時間がない先生方もいるかもしれません。普段お子さんと関わらない人でも、学生時代の記憶や、今の生活にも当てはまる部分があると思います。 この物語の主人公・牧野先生は、病気に徹底的に向き合う中で、やがてその原因にまで迫ろうとします。牧野の言動は時に厳しいですが、児童本人すらも気づけなかったことを見つけてあげる。それが彼の役目になっていきます。私が行っていた保健室にも、牧野先生がいてくれたら、もう少し楽に生きられたかもしれない。そう思いました。 そんな牧野を演じてくださるのは、松下洸平さん。ドラマ化を考えているとき、本当に、松下さん以外考えられない!とオファーしました。病気に対しては真剣だけど、どこか人としては抜けている。偏屈だけど愛らしい、新たな松下洸平さんの魅力に、きっと毎週クセになることと思います。
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