北朝鮮、アサド追放後にシリア大使館職員を撤収…ロシア「避難を助ける」
シリアのバッシャール・アル・アサド.独裁政権崩壊後、ロシアがシリア駐在の北朝鮮公館職員の撤収を支援したという報道が15日(現地時間)出た。 【写真】シリア・フメイミム空軍基地に着陸するロシア軍用航空機 ロシア官営タスによると、ロシア外務省状況危機センターはテレグラムチャンネルメッセージを通じて同日、シリアのフメイミム空軍基地でロシア航空宇宙軍の特別飛行があったと明らかにした。 外務省は「シリアの首都ダマスカスにあるロシア外国公館職員の一部を(ロシア)チカロフスキー空港に避難させた」とし「北朝鮮、ベラルーシ、アブハジア外交公館職員も避難した」と言及した。 そして「ダマスカス駐在ロシア大使館の業務は続く」と述べた。 彼らは、シリア北西部のフメイミームに位置するロシア空軍基地で待機していた特別機を通じて、シリアから撤収したという。ロシアは2015年、シリア内戦に介入してアサド大統領を支援し、地中海に面したフメイミム空軍基地を使用してきた。 北朝鮮は1966年にシリアと公式国交を結んで以来、反米、反西欧を土台にアサド独裁政権と緊密な協力関係を維持してきた。 しかし、アサド大統領が8日、反政府軍によって追放され、アサド家の53年間にわたる独裁政権が幕を閉じると、大使館職員を緊急撤収中であることが把握されている。 シリアを24年間鉄拳統治してきたアサド大統領は、反軍がダマスカスを占領する直前に脱出し、ロシアに亡命した。