豪華な移動空間に6シーターが新登場! 〈レクサス〉LM
大人6人がしっかり座れるシートを目指して作られたこの6名乗車仕様は、かなり精緻に考え抜かれている。たとえば、シートひとつとってもそう。どのシートでも乗員が快適でいられるように、モーションキャプチャーを使い、データ解析をしてシートごとに設計している。フロントシートはクルマとの対話を重視、セカンドシートはシート表皮までこだわり、サードシートは限られたスペースでできるだけゆったり座れるよう工夫した。一番後ろでさらにリクライニングまでできるのだから立派である。ここが補助席にならないように工夫されたのが、今回のキモかもしれない。「3列めは子供用」というミニバンは多いが、LMはそこも大人が乗ることを想定している。 このほかではセカンドシートのオットマンも忘れてはならない快適装備。なんとこのオットマンにはシートヒーターまで付いているから驚く。アームレストのシートヒーターを含め、冬場にありがたさを感じることだろう。そうそう、マッサージとはうたっていないが、それ同等の装備もある。 なんて感じなので、やはり中心はセカンドシートと考えられなくもない。現にサードシートは折り畳んで左右それぞれの壁に吊り下げることができる。セカンドシートだけにVIPを乗せるときはそれがベストだ。なんたってここは最大480㎜ スライドできる。それだけ考えても足元の広さはハンパない。使い方はともかく、ご覧のように見た目にも豪華さは滲み出る。LMはミニバンで贅を尽くしたレアなクルマである。
大人が欲しくなる理由!/これを味わったらやめられない!
従来はサンルーフを取るか、オーバーヘッドコンソールを取るか、二者択一だったが、LMはその常識を打ち破っている。ご覧のようにオーバーヘッドコンソールで機能を確保しながら開放感のある天井を手に入れているのだ。このへんのブレイクスルーもまた〈レクサス〉ならではの醍醐味といっていいだろう。
ここには4座仕様で培った装備を採用
伸ばした脚を支えてくれるオットマンと大型ヘッドレストが備わるセカンドシート。シートヒーター、ベンチレーションのほか、大腿部から背中までを押圧するリラクゼーション機能も投入されている。またアームレスト内には格納式テーブルもある。まさにファーストクラスで機内食でも食べる感覚だろう。