コルベットとカマロが勢揃い! サーキットを爆走でアメリカンV8サウンドが富士に響き渡る!
ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売する自動車ブランド「シボレー」のファンイベント「CHEVROLET FAN DAY 2024」が富士スピードウェイで開催されました。 【もっと写真を見る】
ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売する自動車ブランド「シボレー」のファンイベント「CHEVROLET FAN DAY 2024」が富士スピードウェイで開催されました。 約250台のシボレー車が富士スピードウェイに集合! CHEVROLET FAN DAYは、ゼネラルモーターズジャパンが主催する、国内最大規模のシボレー車のオフ会。コロナ禍で休止はあったものの、ほぼ年に1回開催され、今回で5回目を迎えました。 会場には朝早くから249台のシボレー車と、500名を超えるシボレーオーナー、シボレーファンが富士スピードウェイに集合。参加料は1人あたり1万6500円(未就学児は無料)ですが、そもそも富士スピードウェイのほとんどのエリアを貸し切っているほか、ランチや軽食がオープンエアーの休憩スペースで食べられたり、様々なプログラムが用意されているので、富士の麓でセレブ気分が味わえるイベントという印象を受けました。 愛車でサーキット走行など、体験型イベントが充実 このイベントの魅力は、別途参加料(コルベット 6万6000円、カマロ 5万5000円)を支払えば、プロドライバーからドライビングレッスンを受けられるところ。しかも愛車で本コースも走ることができる、魅力のプログラムです。最初はマルチコースでフルブレーキ体験。圧倒的加速と減速を体験し、愛車のパフォーマンスをあらためて感じられます。 続いて、滑らかな操作を学ぶべくショートコースへ移動。最初はプロドライバーの隣で体験してから、プロドライバーの後ろについて走行。コース取りをマスターしていきます。 そして最後は、国際コースを走行。レッスンも受けて、安心してサーキット走行ができる。実に魅力的なプログラムです。 ドライビングレッスンを受けずとも、レーシングコースを20~25分間走行できるプログラムも用意。制限速度によって参加料は変わるのですが、制限速度を設けないクラスも用意されていたりも。いずれにせよコルベットとカマロを心底楽しめる、実に魅力的なプログラムです。 ファミリー向けの体験プログラムも充実 パートナーがサーキット走行している間、残された人は待ちぼうけにならないのが、当イベントの魅力です。 リモコンキーのケースを作るワークショップが好評。世界でひとつだけの愛車の、世界でひとつだけのキーケース。実に魅力的です。 石鹸を作るワークショップは女性に好評でした。 イベントを盛り上げるフェイスシールのブースには、若い方の姿がちらほら。カマロにコルベット、シボレーの3つから選べ、愛車と同じロゴのシールを貼られる方の姿も多く見かけました。 子供向けとしては、電動キッズカートのほか、メカニック体験教室も開催。実際にタイヤ交換作業などが行なわれていました。 男性はコルベット、女性はカマロがお好き!? イベントに集まったオーナーのみなさんはごくごく普通の人。年齢層は比較的若く40歳を中心に上は60代、下は20代で、特に20代の方の姿が多かったのが印象的。彼らに話を聞くと「映画でシボレーを知った」という人がほとんど。さらに男性はコルベット、女性はカマロがお好みのよう。どうしてカマロ? と尋ねると「見た目がイイ」という声のほか、「4人乗りで荷物が載る」という使い勝手のよさも気に入っているようです。 愛車コンテストというファン投票も開催。受賞された方は年配でしたが、その様子を見守るのは若い人たちばかり。 参加車両はほとんどが現行モデルか、その1つ前のモデル。特に現行コルベットの姿はとても多かったように思います。というのも、現行モデルは「右ハンドル」だから。それまで左ハンドルしか日本に導入されず、それゆえ敬遠されていたようですが、右ハンドルモデルが上陸してから販売台数は右肩上がりなのだそう。 アメリカで大人気の大型ピックアップトラックや コルベット初のハイブリッド&四駆モデルの展示も そんなコルベットですが、チューニングパーツが多いのも魅力的。どれもスタイリッシュでカッコいい! 自分だけの1台が作れそうです。 シボレーはコルベットやカマロだけではありません。本国アメリカではピックアップトラックも人気だそう。展示されていたの「SILVERADO 1500ZR2」は、オーストラリア仕様の右ハンドル。6.2LのV8 OHVエンジンの最高出力は426馬力なのだとか。日本導入の予定はないそうですが、「欲しい!」という声をあちこちで耳にしました。 シボレー・ファン・ディでは、新型車のお披露目が毎年の恒例行事。今年はコルベット初のハイブリッドにして、初の四輪駆動車にファンの視線を独り占め。さらにピットロードを無音で走行すると、これまたどよめきが。一方、轟音をたててメインストレートを疾走すると、今度は拍手喝さい。 最後は参加者全員でコースをパレードラン。コース周回を終えると、スタッフのお見送りの中、参加者は富士スピードウェイをあとにしました。エンジンをふかす人は誰もおらず、実にジェントルな雰囲気でイベントは16時過ぎに終わりました。 純粋に運転が好きな人が集まっていることを強く印象づけた、シボレー・ファン・ディ。あらためてコルベットやカマロが、根強い人気と羨望の存在であることを認識するとともに、オーナーたちの豊かなカーライフに嫉妬したことをご報告申し上げます。 文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII