夏の頂点に立つのは…?今大会の甲子園優勝候補(4)“あと1勝”が現実的に…?
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎えた。今年も地方大会を勝ち抜いた全国47都道府県の49代表校(北海道・東京は2校)が深紅の大優勝旗を目指し、熱戦を繰り広げる。今回、全国制覇の筆頭に挙げられる優勝候補6校を、注目選手ともに紹介したい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
報徳学園(兵庫)
2年連続センバツ甲子園準優勝と全国制覇まであと一歩に迫っている報徳学園(兵庫)。夏はしばらく甲子園から遠ざかっていたが、6年ぶり16度目の出場を決めた。 今春のセンバツ甲子園では今朝丸裕喜、間木歩の2枚看板を中心に愛工大名電(愛知)、大阪桐蔭(大阪)など強豪校を次々に破り、準優勝に輝いた。 この夏も安定した戦いぶりを見せ、準決勝では2年連続で夏の甲子園に出場していた社をタイブレークで撃破。決勝戦は明石商を4対0で下し、甲子園への切符を掴んだ。 プロ注目の最速151キロ右腕・今朝丸は決勝戦で無四球完封を記録するなど、状態を上げている。センバツで好投した間木も好調を維持し、2枚看板は盤石だ。さらに、準決勝・社戦でタイブレークのマウンドを任された上阪昊誠など、3番手以降の投手も台頭している。 打線も3番を打つ安井康起が高打率を残すなど、投打にレベルが高い。春に逃した全国制覇へ向けて、今大会は優勝候補の筆頭に挙がっている。
ベースボールチャンネル編集部