感動!初夏の風物詩「ほたるの夕べ」ホテル椿山荘東京
ホテル椿山荘東京で毎年行われている「ほたるの夕べ」。すっかり初夏の風物詩となった感がありますが、1954年に初めて、ホテルの庭園内でのほたる鑑賞が始まってから、今年で70周年を迎えるのだそうです。 【写真】おしゃれ・エンタメ・グルメ「50代の最旬情報」
そんな中、東京・目白の「ホテル椿山荘東京」から「ほたるの夕べ」のプレス向け内覧会へのお誘いが届きました。今年は既に5月11日に、ホテルの初飛翔を確認した、のだとか。 「ほたるが、見られる……!」と心の中で万歳三唱をしつつ、当日を楽しみにしていたのですが、なんとその日は雨予報。しかし「ほたるは、湿度が高いほうが出現率が高い」というお話を小耳にはさみ、望みをたくします。 ホテル椿山荘東京の「ほたる観賞の夕べ」が始まったのは、1954年。そもそも戦後「荒廃した東京に緑のオアシスを」という創業者の思いのもと名園を復興し、「東京の子どもたちに、ほたるを見せたい」と「ほたるの夕べ」が続けられているのだそう。 専門家の指導のもと、ほたるの幼虫の飼育施設を設けたり、ほたるが生育しやすい環境の整備にも努められているのだとか。
「ほたるの夕べ」のガイドブックもいただきました。ふりがなもついていて、小さいお子さんでも楽しく読めそうな充実した内容です。ホテル椿山荘東京のほたるは、「ゲンジボタル」だそうで、日本国内で最大のほたるであり、ふわふわと飛ぶのが特長だそう。
「雲……?」と一瞬惑う不思議な光景。ホテル椿山荘東京では「東京雲海」という演出が毎日行われているのだそう。日中から夜まで1時間に2回、庭園に霧がかかり、幻想的な風景があらわれます。
雲海の霧が少し残る中、ほたるのいる沢のあたりへ向かいます。しかし……パラパラと雨が降ってきました。
夜の庭園、やっぱり素敵です。ライトアップされた庭園の小道を、くねくねとほたるのいる沢に向かって歩いていくと……。
いました! ほたるです! 中央のあたりに、いくつもの緑色の光が瞬いているのがわかりますでしょうか。この日は、カメラマンに同行してもらい、許可をいただいて雨の中長時間露出しながらほたるの光を撮影してもらいました(通常、撮影時の三脚やフラッシュの使用は不可です) はじめて見るほたる(の光)に、感激の声がもれます。暗い沢のむこうで、ゲンジボタルはゆらゆらと空を舞い、ひっそりと瞬いています。何時間でも見ていられそうです……。
<ホテル椿山荘東京> 〒112-8680 東京都文京区関口 2-10-8 TEL: 03-3943-1111(代表) ◇ウェブエクラ編集長 シオヤ 50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。 撮影/藤沢由加