ぶつかり合う 提灯の明かり 古河提灯竿もみまつり 茨城
竹竿(ざお)の先に付けた提灯(ちょうちん)の明かりを消し合う「古河提灯竿もみまつり」が7日、茨城県古河市本町のJR古河駅西口前の特設会場で開かれた。会場は熱気に包まれ、長さ約20メートルの竹竿同士ががつんと音を立てたり、提灯の明かりが消えたりし、観衆から大きな歓声が上がった。 大人部門は昨年よりも1団体増の12団体、子ども部門は昨年と同じ11団体が参加。矢来(やらい)と呼ばれる高さ約10メートルの囲いの中で、提灯を激しくぶつけ合った。 江戸時代に古河藩領の野木神社(栃木県野木町)で始まり、約160年前から古河市内でも行われるようになった。各団体とも祭りに使う竹や、ろうそくの準備などに1カ月以上かけるという。息子2人と訪れた市内に住む飯島卓矢さんは「日本で見られるのはここくらい。毎年楽しみにしている」と話した。
茨城新聞社