【陸上】100m五輪メダリストのカーリーが逮捕 警察への抵抗でテーザー銃で気絶させられる
男子100mで21年東京五輪銀メダル、24年パリ五輪銅メダルのフレッド・カーリー(米国)が1月2日、フロリダ州マイアミで逮捕された。当局が発表し、AP通信など複数メディアが報じた。 【動画】ショッキングな状況 100mのカーリーが警官に逮捕される マイアミ警察の発表では、カーリーは警察が別件で捜査している際に近くに停めていた自身の車に乗るため「攻撃的な態度」で近づいたとしている。 警官らは注意を促したがカーリーが従わずに口論に。抵抗し続け「テーザー銃(スタンガン)」を使用すると警告したが態度が変わらず、4人の警官に地面に押さえつけられて殴打されたのち、テーザー銃で気絶させられて連行された。 知人女性は「彼は米国代表のアスリートだから止めて」と訴えかけたが応じられず。こうした状況は警官の胸にあるカメラの映像からも見て取れる。 カーリーは病院に搬送された後に、刑務所に収監。暴行や警官への抵抗などの罪で起訴され、3日に出廷して保釈されている。弁護士は「誤解である」とコメントした。 100mでは世界歴代6位の9秒76を持つカーリー。22年オレゴン世界選手権で優勝し、4×100mリレーでも19、23年世界選手権で金メダルを獲得している。
月陸編集部