プロレスラー時代に終止符!惡斗を倒しアクトレスガールズ新世代の王者となった夏葵が「みんなが女優だっていう強みも、モデルをやったり声優をやったり本当にここでしか見られない強みがたくさんある」
凶器・乱入なんでもありの“ストロング暴力スタイル”でバッドエンドが続く状況に夏葵が奮起するが、8月の後楽園ホール公演で惡斗とのAWG王者決定戦に挑むも敗北。 ポイントが同点での敗北だった事もあり夏葵は悔しさをにじませ、ベルトを持ってアメリカに行ってしまった惡斗が一時帰国するこの後楽園ホール公演でのダイレクトリマッチを要求した。 試合が始まるなり夏葵がドロップキックから串刺しジャンピングニーと猛攻を仕掛けていくが、受けきった惡斗は徹底的な足攻め。場外戦でも惡斗がラフファイトで攻め立てていくが、夏葵はカウンターのフラップジャックで流れを変えるとローキック、顔面へのソバット、ハイキック、ダイビングニーと連撃し必殺のキューティースペシャル。返した惡斗も雪崩式ACTスペシャルや惡朱螺で投げ捨てていくが、最後は夏葵が雪崩式フランケンからmidnight sun(=旋回式キューティースペシャル)で3カウントを奪った。
敗北した惡斗はかつての安川惡斗のように「ノーコメントだ。以上」と会場を去る。 新王者となった夏葵は「このポイントベルトっていうのは、努力や運だったりとか自分で重ねられるものはあるんですけども、応援してくださってるファンの方々だったり一緒に練習してくれてるメンバーだったりがいたから。私1人じゃ到底取れなかったベルトだと思います。これまで本当に自分の中で大きな存在になっていた先輩たちが伝説を作ってきた、繋いできたベルトだと思ってるので、それぞれその時にあった感動だったり熱さだったりっていうものは継いで。ただここからはこの新体制の新しいアクトレスガールズの王者として振る舞っていきたいなと思います。やっぱりこのアクトレスガールズっていう新しいジャンルをもっといろんな人に知ってもらいたい。プロレスアクションエンターテインメントっていうものが強みではあるんですけど、 みんなが女優だっていう強みも、モデルをやったり声優をやったりっていう、本当にここでしか見られない強みがたくさんあると思っているので、リング以外のところでもほんとにもっとすごくやりたいことっていうのがほんとにたくさんあって。プロレスエンターテイメントだけじゃ収まらないアクトレスガールズっていうものを作っていきたいなと思っています。それが私の思う最高のアクトレスガールズだと思います」と語った。 第4代王者まではプロレスラーとしても活躍してきたアクトレスガールズがベルトを巻いてきた。新世代がポイントマッチで勝利したことで世代交代に成功し、新たなストーリーが生まれる事は間違いないだろう。 安納サオリや万喜なつみ(なつぽい)から続くプロレスラー時代に終わりを告げた夏葵の戴冠は、間違いなくアクトレスガールズにおける1つの区切りとなった。