勝利者インタビューを受ける菊池音央（右）

＜プロボクシング：DANGAN269大会＞◇26日◇東京・後楽園ホール 　人気アイドルグループtimelesz（タイムレス）菊池風磨の弟音央（ねお、21＝新日本木村）がプロ初の連勝を飾った。 　ロク・ハッパ（24＝中国）とのスーパーライト級4回戦に臨み、3回1分44秒、TKO勝利を収めた。今年5月のゴン・エンコン（中国）戦で挙げたプロ初KOに続く、2試合連続KO勝利。菊池は「ワンツーでしっかりと土台の足がついてくるようになった」と手応えを示した、 　昨年11月から元WBC世界フライ級王者比嘉大吾（志成）らを指導する野木丈司トレーナーのもとで階段トレなどのフィジカルメニューを強化。200段以上ある階段をダッシュするトレーニングでは一番前を走るように心掛けているという。尊敬する元東洋太平洋スーパーフェザー級王者木村吉光（志成）にハッパをかけられながら下半身づくりに取り組んでいる。菊池は「野木さんの練習で吐きそうになりながら、最後は足が動けなくなる。でも野木さんにもっといけと言われ、精神的にもっと踏ん張れる部分はついたかな」と収穫を口にした。 　前回のプロ初KO勝利時には15連続KO勝利を目指すと「ビッグマウス」も飛び出していた菊池は「前回は15連続KOを狙うとか言ってしまいましたが、それぐらいの気持ちでやらないといけないと思っている。変わらず、本気で15連続を狙っていきたい。今はスカーンと倒せない、手打ちなので」と課題をも挙げた。 　あと1勝すればB級（6回戦）にも昇格するが、25年には、昨年1度挑戦した東日本新人王に再挑戦する意欲ももっている。菊池は「吉光さんにあこがれているので、新人王を取ってユースを取っていて、自分は『吉光さんロード』と呼んでいるけれど、そのロードをたどれるのは新人王。狙えるのは来年のみ。今、考えている」と検討していることを明かした。