マクドナルド「グラコロ」いよいよ発売! 初リニューアルの背景と開発秘話
日本マクドナルドは、冬の定番「グラコロ」と新作「濃厚デミ&タルタルグラコロ」を発売した。 【画像】新作「濃厚デミ&タルタルグラコロ」 グラコロ誕生から31年目にして初のリニューアルを行ない、新しくなったグラコロの開発秘話とこだわりを紹介する。 ■ 目指したのは「洋食屋さんのグラタンコロッケ」 グラコロが初めて登場したのは、1993年4月20日。もともとの開発コンセプトは“まちの洋食屋さんのグラタンコロッケ”の再現という。開発担当者がある洋食屋で出会ったコロッケとは、サクサクの衣、クリーミーなホワイトソース、ふんだんに入ったえびとマカロニなど、今まで食べたどのグラタンコロッケよりも絶品で、おいしい幸福感に包まれたそう。 “衝撃的においしいグラタンコロッケ”を再現するべく試作に取り掛かったが、マクドナルドのキッチンで実際に作るとなると非常に難しく、テスト販売のときにはグラタンコロッケを揚げると破裂するなど、さまざまなトラブルが発生したとのこと。 開発担当者の「なんとか再現したい」という気持ちから、何度も試作を繰り返してやっと納得の「グラタンコロッケバーガー」が誕生したという(2007年から「グラコロ」に名称変更)。 ■ グラコロ31年目にして初のリニューアル。開発期間は3年以上 グラコロが誕生してから31年目にして、今回、初のリニューアルを行なった。発売当時の熱い想いを引き継ぎ、グラコロが持っている「あたたまる」「冬のごほうび」「冬の定番」という世界観を大事にしながら、3年以上の期間をかけて試行錯誤を重ね、開発した。 今回の開発では、よりおいしくグラタンらしい味わい、ホワイトソースのなめらかさと濃厚さ、チーズの風味、といった3点にフォーカスしたという。 ■ クリーミーにコクがアップした「グラコロ」 グラタンコロッケの決め手となるホワイトソースについては、粉っぽくならず口どけのよいソースになるよう、乳や小麦粉の配合を見直し、なめらかさを追求。グラコロの魅力である「外はサクサク、中はトロトロ」の食感のコンビネーションを実現するため、なめらかさはとても重要なポイントだという。 さらに、こだわりのソースにチーズも加えることで、濃厚でコクのある味わいに進化させた。実は開発時に一番苦労したのが「新しく加えるチーズの風味の強さ」としており、これまでのグラタンコロッケにはチーズが入っておらず、試作を繰り返すなかで、チーズが主張し過ぎてしまうとバーガーにしたときにソースとケンカしてしまい、バランスが崩れてしまうことが分かったのだとか。 本来のグラコロが持つ乳の香りを活かしながら、最適なチーズの風味の出し方にするため何度も改良を重ね、ついに絶妙なバランスにたどり着いた。 新しくなったグラコロは、絶妙なバランスのチーズの風味、濃厚でコクのある味わい、なめらかな口どけなどが楽しめるとしている。 □マクドナルド「グラコロ」 価格:[単品]440円~、[バリューセット]740円~、[朝マック バリューセット]640円~、[朝マックコンビ]500円~ 販売期間:2025年1月上旬(予定)まで 販売時間:開店~閉店のどの時間帯でも販売 □マクドナルド「濃厚デミ&タルタルグラコロ」 価格:[単品]490円~、[バリューセット]790円~、[朝マック バリューセット]690円~、[朝マックコンビ]550円~ 販売期間:2025年1月上旬(予定)まで 販売時間:開店~閉店のどの時間帯でも販売 □マクドナルド「シャカシャカポテト ガーリックバター味」 価格:ポテト単品+40円~ 販売期間:2024年12月下旬(予定)まで 販売時間:10時30分~閉店(24時間営業店舗は翌4時59分まで) ※いずれも店舗により価格が異なる
グルメ Watch,編集部:濱野紗妃