首相よりも大変! ポステコグルー監督が苦悩吐露「毎週末選挙。まだ働いているのに後任の名が挙がる。ゴミ箱に放り込むだけ」
「何の傷跡もなくこの職務を終える人はほとんどいない」
アンジェ・ポステコグルー体制2年目のトッテナムは今季、思うように勝ち星を積み上げられず。プレミアリーグで10位に留まっており、以前は横浜F・マリノスを率いていたオーストラリア人指揮官への風当たりは強まっている。 【動画】スタンド方面に向かい…ブーイングを浴びたポステコグルー監督が取った行動は? 英公共放送『BBC』によれば、ポステコグルー監督は現地時間12月19日に行なわれるマンチェスター・ユナイテッド戦(カラバオカップ準々決勝)を前に、その苦悩を赤裸々に吐露。次のように語った。 「この仕事は、どんな人生を歩むにしても、今一番難しい仕事だ。政治とも言えるが、これはどんな仕事よりも難しい。何の傷跡もなくこの職務を終える人はほとんどいないだろう」 先日にはサポーターとちょっとした口論を起こしたポステコグルー監督はさらに、「マネジメントは首相になるより難しい?」と問われ、こう答えた。 「彼は何回選挙があるんだ?私は毎週末だよ。毎週末選挙があって、投票されるか投票されないかだ。私たちの社会では、あらゆる尊敬の念が失われている。まだ働いている間に、後任者の名前を挙げる有様だ。社会として、私たちは人々をゴミ箱に放り込むだけで、何も考えず、何の気遣いもなく、すぐに次に進んでしまう。良い方法やベストな対処法があるのか分からない」 不寛容な社会に辟易しているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部