いる いらない? 50代以上のおじさんが思う[なくなってほしい装備]と[なくさないでほしい装備]
■なくなってほしい装備:アイドリングストップ機構
信号待ちなどで停車した際に自動的にエンジンを停止させ、アクセルを踏み込むと再びエンジンが始動して発進できるのがアイドリングストップ機能。 クルマの燃費アップが期待できるこのアイドリングストップは、市街地走行が主となるユーザーにガソリン代節約という恩恵をもたらした。と言ってもそこまで大きな違いではなく、むしろこれから説明するデメリットによって相殺されてしまう可能性もある。 頻繁にエンジンのオン・オフを繰り返すアイドリングストップでは、セルモーターを回す12Vバッテリーに大きな負担がかかり、結果的にバッテリー寿命を縮める危険性がある。 さらにエンジン停止中にはエアコンも停止してしまうので、夏場に長めの信号待ちをしたり、渋滞にハマっていたりすると車内温度が一気に上昇し、エンジン始動後は車内を冷やすために余計にバッテリー&エンジンに負担をかけてしまう。 つまり、アイドリングストップによってガソリン代を節約できても、バッテリーの交換サイクルが上がることなどにより、最終的にはお得にならないケースも多い。 このような理由から、近年になってアイドリングストップのクルマは減りつつある。ちなみにハイブリッドでは停車時にエンジンを止めているが、発進は電動モーターで行い、エンジン始動用電源も強力かつ容量の大きい走行用バッテリーを利用するので負担は少ない。
■なくなってほしい装備:音声認識機能
音声入力機能はカーナビやエアコンなどの操作を、スイッチ類を使わずに、音声で操作できるものだ。メルセデスベンツやBMWをはじめ、国産車の高級車にも採用されている。 乗員とクルマとの相性などもあるが、相性がよく的中率が高いと、特に走行中は便利かつ安全だ。これに慣れてしまい、違うクルマに乗った時もつい声で操作のお願いをしてしまったこともある。 しかし、筆者の愛車の音声認識システム(トヨタ)は、主にナビの目的地を音声で伝えているのだが、これがなかなか認識してくれない。2回喋ってダメだと、認識できませんでしたと言われてしまうのだ。 だから、最近では諦めムードで音声認識機能は使っていないというのが実情。最初からこれまでのように電話番号や住所を入力したほうが早いので、これほんといるっていうのが本音です。