TM NETWORKの3人がトリビュートアルバムを通して語る、ユニットのバックボーン
B’zの松本が参加した初めてTM NETWORKのギター・デビュー曲
Self Control / TM NETWORK 田家:1987年2月に発売になった4枚目のアルバムのタイトル曲。アルバム・チャートは3位で大ブレイクしたアルバム。 小室:具体的に言うと、テレビの民放の歌番組にこのぐらいから出られるようになって。出ていいよって言われたんでしょうねきっとね(笑)。BOOWYのみなさんが出ていたのを見て、僕はスタッフにBOOWYも出れてるじゃないですか!みたいなことは言ったと思います。いやー、それはそうでしょって言われた気もしますし(笑)。どっちだったかな。 田家:ツアーが、去年9月から11月まで「40th FANKS intelligence Days ~DEVOTION~」があって、1月から3月が「intelligence Days ~STAND 3 FINAL~」。4月にアリーナツアー「intelligence Days YONMARU」という、1年間に3回。 木根:曲目が違うので苦労してますよね。 小室:セットリストもちろん違いますけど、演出も舞台装置、舞台の形も違いますし、全部変えていますね。 田家:それはやっぱり40周年だしということもあるんですか? 小室:僕たちのファンの人をFANKSって呼んでいるんですけど、やっぱりもうみんな変わるのに慣れている。絶対に変わるのを期待してくれているのでっていうのもあって。 田家:仕掛けと謎を折り込みながら変わっているという。このYONMARUというタイトルは40ってことでしょう? 小室:そうですね。 田家:こういう日本語、アルファベット表記ですけど、素朴な言葉がツアータイトルになったことってありましたっけ? 小室:たぶんないと思いますね。『CITY HUNTER』の世界配信とか、今の時勢で若い人たちアーティストが海外のフェスに出たり、世界のチャートに入っていたり、なんとなくJ-POPというか日本でも全然オッケーじゃないかという意味もあって結構前から決めていて。 田家:世界独占配信を視野に置いたタイトル。 小室:そのぐらい、聴いたときぐらいからそれにしたいなとは思っていましたね。 田家:Kアリーナって39本目と40本目でしょう。それも計算している? 小室:全部で40公演というのは最初から決まっていました。 木根:東京ドーム30周年なんだよね。 田家:ちょうどですもんね。そういういろいろなストーリーがあるグループでもありますが、この曲にはどんなストーリーがあるんだろうと思いながらお送りしようと思います。『40th CELEBRATION』のDisc2の5曲目「Maria Club(百億の夜とクレオパトラの孤独)」。 Maria Club / TM NETWORK 田家:これはあまりツアーでやってらっしゃらないのかなとか。 宇都宮:30年振りでした。 田家:1987年のアルバム『Self Control』の中の曲で、「Maria Club」というのはお店の名前だという。 小室:そうです、それは正解です。スタジオ・レコーディングで、この頃、B’zの松本さんがサポートで手伝ってくれていて、それはライブだけだったんですけど初めてTM NETWORKのギター・デビューの曲なんですよ。まっちゃん弾いてみる?って訊いた記憶がありますね。おーやるやるって。 田家:松本さんの話は来週「Get Wild」のところでも触れることになるのではないかと思うのですが、Disc1のトリビュート版ではなんとヒャダインwith DJ KOO。リミックスでしたけども、これも思いがけなかったですね。 小室:どんな感じなんだろう、想像つかない。 田家:じゃあ来週一緒に聴きましょう(笑)。 小室:え、どなたが歌っているんですか? 宇都宮:僕(笑)。 木根:あ、そっかリミックスだからね。 小室:あーそうかそうか。 田家:これは宇都宮さんもお聴きになってない? 宇都宮:聴きました。 田家:多少それぞれで聴いているものと聴いていないものが。 小室:そうですね。 田家:その話も来週お訊きします。