【RIZIN】フライ級王者・堀口恭司 快勝防衛も謝罪「しょっぱい試合してしまって…」
大みそかの総合格闘技イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)で、RIZINフライ級タイトルマッチが行われ、王者の堀口恭司(34)が、エンカジムーロ・ズールー(35=南アフリカ)を下して王座防衛を果たした。 【写真】榊原信行CEOからベルトを巻かれる堀口 昨年大みそかに神龍誠に勝利して初代同級王者に。試合後は、元RIZINガールだった現夫人への公開プロポーズを成功させて話題になった。「アメリカン・トップ・チーム(ATT)」に所属して世界と戦ってきた王者には、今度はアフリカ大陸から極真空手出身の異色ファイターが挑んできた。 ゴングが鳴ると、身長差7センチあるズールーを豪快に担ぎ上げ、テークダウンに成功。ズールーに逃れられ、逆にテークダウンを奪われるも、アナコンダチョークで切り返す。ズールーのパンチをくらうと、今度は右フックで尻もちをつかせた。再びテークダウンを奪われるも、下から三角絞めを決めて激しい攻防を展開する。 第2ラウンド(R)は、いきなり両足タックルが決まってテークダウン。堀口は上からズールーの体力を削っていった。アフリカ王者のアッパーにぐらつくも、驚異のバランス力で体を入れ替えてまたもテークダウンを奪取した。 勝負の第3Rも、激しい打ち合いから、堀口がズールーのパンチをまともに受ける場面も。それでもタックルで押し倒して、グラウンドでコントロール。顔を真っ赤にしながら、パウンドを浴びせ続けた。決めきれなかったものの、アグレッシブに攻め続けて判定3―0で勝ち切った。 試合後の堀口はマイクを握り「すみません、みなさん、大みそかにしょっぱい試合してしまって」と、ファンに謝罪。「本当はね、KOか一本で勝って、上を目指していきたかったけど、しょっぱかったんで…。もっと精進していきます」と胸中を明かした。 12月7日の米総合格闘技イベント「UFC」では、前RIZINバンタム級王者の朝倉海が、同じATT所属のUFCフライ級王者アレシャンドレ・パントージャに完敗。これを機にUFC再挑戦を公言していた堀口だが「しょっぱい試合」を受けてどうするのか。 大会を配信した「ABEMA PPV」で解説した川尻達也は「全然、しょっぱくない。堀口選手は圧勝しないとしょっぱくなっちゃうんです」と苦笑いしていたが、果たして…。
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