【日本株】2025年・新春の「おすすめの高配当株」2銘柄! 今期2回も増配を発表して利回り5.7%の「商船三井」、利回り5.1%で株価割安な「シチズン時計」に注目
【2025年・新春のおすすめ高配当株】利回り5.7%で下値不安も小さい「商船三井」、利回り5.1%で高級ブランド時計が好調な「シチズン時計」に注目! 【図版】配当利回り5.1%の「シチズン時計(7762)」を分析! ●業績絶好調で配当予想を2回も修正(増額)した「商船三井」、 業績下方修正も割安感がある「シチズン時計」に注目! 保有しているだけで高い配当金がもらえるのが「高配当株」の魅力。できれば長く保有して配当をもらい続けたいが、そのためには業績の安定している企業を選ぶのが鉄則だ。 そこで、今回は業績が良好で、配当利回りが5%以上の「高配当株」2銘柄を紹介していこう(※配当利回りなどの数字は、2024年12月4日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど17名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 一つ目の銘柄は、12月4日時点で配当利回り5.7%の商船三井(9104)だ。 商船三井は、LNG船では世界最大規模の海運会社。通期の経常利益は従来の計画に150億円上乗せの3650億円の見通しで、前期比4割増となる。LNG船が好調で、コンテナ船のスポット運賃上昇も寄与した。原油船・石油製品船も、ロシア・ウクライナ情勢、中東情勢による迂回もあり、高い運賃水準が続く。 期末配当は前回予想から20円上乗せ。2024年7月と10月の2回も配当予想を修正(増配)して利回りは5%台後半となり、株価下落の不安は小さい。株価は心理的な節目となる6000円を目指す展開になるだろう。 続いて紹介するのは、配当利回り5.1%のシチズン時計(7762)だ。 シチズン時計は時計のほか、工作機械や自動車部品なども製造する企業。上期は前年同期比で9%の営業減益となり、下期計画を下方修正した。デバイス事業で自動車部品の回復が鈍く、主力の時計事業は中国などのアジアで伸び悩んだ。 ただ、時計は国内では好調で、北米や欧州も堅調。新商品の売上が国内外で順調なうえに、単価の上昇も続いている。時計事業の高付加価値化による業績拡大への期待は不変。高いキャッシュ創出力により、高水準の株主還元も魅力。PBR1倍割れで割安感が強く、押し目買いのチャンスと言えそうだ。
ザイ編集部
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