この夏まだ一度も「冷房」を使用していません。今からエアコンの試運転は遅すぎますか?電気代も知りたいです
夏本番を迎える前に、エアコンの準備を始める人も多いでしょう。まずは、春の間は使っていなかったエアコンが故障していないか、問題なく動作するかを確認しておかなければなりません。 万が一、エアコンに不具合がある場合はすぐに修理する必要がありますが、夏場は修理業者への依頼が非常に混み合うため、対応してもらうまで時間がかかる可能性も考えられるでしょう。そのため、早めに試運転をしてみる必要があります。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介 本記事では、夏を迎える前にエアコンの試運転をするべきタイミングとともに、試運転にかかる時間や電気代の計算方法についてもご紹介します。
エアコンの試運転はどのようなことをするのか?
試運転は、いざ必要となったときにエアコンが問題なく動作するかを確認するために行います。 まずは、エアコンの電源が入るか、電源が入ったら、冷たい風が出てくるかを確認しましょう。電源が入らない場合は、エラーが出ていないかもチェックします。 また、冷房機能を確認するため、設定温度を16~18度の最低温度近くまで下げ、10分ほど作動させることが推奨されています。風が出てきても、効きが悪いと感じたり異臭がしたりする場合は、修理が必要になる可能性もあるでしょう。また、水漏れがないかを確認するため、30分ほど稼働し続けて問題がないかチェックします。 ただし、メーカーごとに推奨される試運転の方法が異なるため、使用メーカーの取扱説明書、ウェブサイトの確認も重要です。
エアコンの試運転はいつするべきか?
エアコンの試運転は、実際に冷房を使い始めるシーズンの2ヶ月前には行っておくべきであると考えられます。7月ごろから本格的に冷房を使うと考えると、5月ごろには試運転を行っておくとよいでしょう。 暑い時期になるとエアコンの修理や交換の依頼が殺到して混み合うことが予想され、故障や不具合があってもすぐに対応してもらえない可能性が高いためです。エアコンが使えない状態のまま何日も過ごすことになるのは避けたほうがよいでしょう。 今回の事例のように「7月になってから試運転をするのでは遅いのか?」という疑問については、試運転のベストシーズンは逃してしまっていると考えられます。