シャープ本気のフラグシップ「AQUOS R9 pro」を試す ライカ監修3眼カメラ、スマホ全体の使い勝手はどうか
ライカ監修の3眼カメラを搭載 デジタルカメラのような操作性も光る
AQUOS R9 proのカメラについて、ITmedia Mobileでは別途詳細なレビューを掲載予定だ。ここではカメラのスペックについて軽く紹介し、いくつかの作例を示すにとどめる。 ライカの監修を続けており、背面カメラはカメラシステム全体で「バリオ・ズミクロン」というライカレンズの名称を冠している。AQUOS R9と比較すると、望遠カメラと14chスペクトルセンサーがproモデルのみの差分となる。 カメラ機能へのこだわりは、本体右側面に配置された物理シャッターキーにも表れている。デジタルカメラで実際に使用されている部品を採用し、半押しでオートフォーカスをロックできる本格的な仕様だ。 シャッターキーの長押しでカメラアプリを素早く起動できる他、ボリュームキーでズーム操作も可能。スマートフォンでありながら、デジタルカメラさながらの本格的な操作性を実現している。 具体的な仕様としては、広角、超広角、望遠の3つのカメラを搭載し、いずれのカメラも約5030万画素のセンサーを採用している。 メインとなる広角カメラは、1/0.98型という大型センサーと光学式手ブレ補正付きのF1.8レンズを組み合わせることで、暗所でも明るく安定した撮影を実現する。 超広角カメラは122度という広い画角を生かした風景撮影に加え、被写体から2.5cmまで近づけるマクロ撮影も可能だ。望遠カメラは、光学2.8倍から最大20倍までのズーム撮影に対応する。 さらに、14chスペクトルセンサーを搭載することで、さまざまな照明環境下でも自然な色再現を実現している。 なお、本体発売に合わせて専用アクセサリーも用意される。カメラリングに装着できる専用アタッチメントを介して、市販のレンズフィルターを装着可能だ。NDフィルターやグラデーションフィルターなど、撮影者の意図に応じた表現の幅を広げられる。 また、ショルダーストラップ付きの純正ケースも用意され、カメラのように首から下げての撮影にも対応。これらのアクセサリーは、本機をカメラとして使いこなすためのこだわりを感じさせる。