明大・戸塚俊美新監督、4季ぶりVへ向け始動 御大・島岡吉郎元監督の『人間力野球』継承を強調【大学野球】
東京六大学野球リーグで昨年は春秋ともに2位の明大は8日、東京都府中市のグラウンドで、戸塚俊美新監督(60)のもと、4季ぶり優勝に向けて始動した。「六大学100周年の年に監督をさせていただくことに感謝しています。助監督を5年したので選手のことは分かっているので、どう上乗せできるか」と抱負を語った。 明大中野から入学し、御大・島岡吉郎元監督から、努力が認められてキャプテンにまでなった。「一生懸命やる子にはチャンスをくれる監督だった。そういうチームにしたいし、そういう監督でありたい」と人間力野球の継承を強調した。神戸製鋼で主将、監督の後、学生野球審判として2017年センバツの大阪桐蔭―履正社の決勝で球審をするなど経験も豊富。昨年末に股関節の手術も受けて、春の開幕への準備も万端だ。 楽天ドラフト1位入団の宗山らが抜けたが、木本主将、小島捕手、けがから復帰を目指す高須投手らプロ注目の4年生も多い。戸塚監督は「彼らが頑張ってくれれば、優勝も見えてくる」と期待を込めた。
中日スポーツ