鹿児島市長選あさって17日告示 記者解説
南日本放送
17日、日曜に告示が迫った鹿児島市長選挙についてお伝えします。 (キャスター) 鹿児島市長選は17日から7日間の選挙戦がスタートしますが、立候補の動きはどうなっていますか? 【写真を見る】鹿児島市長選あさって17日告示 記者解説 (記者) これまでに立候補を表明しているのは、現職で2期目を目指す下鶴隆央さん(44)と、新人の元鹿児島市議会議員・桂田美智子さん(71)で、いずれも無所属です。 下鶴さんが9月上旬に立候補を表明して以降、ほかに手を挙げる候補がいない中、無投票当選を防ごうと、桂田さんが立候補した形で、一騎打ちの公算が大きくなっています。 (キャスター) 2人はそれぞれどのような経歴なんでしょうか? (記者) 下鶴さんは鹿児島市出身で、IT企業を経て、2011年に県議会議員に初当選。3期目の途中で辞職し、市長選に無所属で立候補して初当選しました。 新型コロナ対策や公約だった待機児童ゼロの達成など実績を強調した上で、新しく事業を始める人たちのスタートアップ支援の強化や、待機児童ゼロの維持などを掲げ、「選ばれるまちをめざす」としています。 (下鶴隆央氏・44)「1期目で達成した待機児童ゼロを継続していくとともに、こども医療費の中学生までの拡充、完全無償化、窓口負担ゼロをしっかりと実現していく。これらを通じて、子育て世代、若い世代に選ばれるまちを実現していきたい」 一方の桂田さんも鹿児島市出身で、合併前・旧吉田町の町議を4期、鹿児島市議を1期務めました。市長選には前回を含め3回出馬しましたが、落選しています。 今回は、共産党などでつくる市民団体から擁立される形で出馬を表明しました。学校給食費や敬老パスの無料化を掲げ、「市民の命と暮らしを守る」としています。 (桂田美智子氏・71)「1日3回の食事を1回にすることもあるとの話も聞いた。いま高齢者が暮らすのに大変な状況。市民の命と暮らしを守る防波堤の役割を大いに果たしていきたい」 (キャスター) 今回の選挙で1つ注目なのが、市が計画するサッカースタジアムを巡る問題ですよね。