【エルムS】ドゥラエレーデ 砂でも頂点目指す 適性アピールで再進撃へいざ 新コンビ・武豊と秋のG1戦線へ
「エルムS・G3」(8月4日・札幌) 砂でも頂点を目指すドゥラエレーデが、北都で再び進撃を開始する。かつてのホープフルS覇者だが、昨年のセントライト記念8着後からダートに戦いの場を求めると、暮れのチャンピオンズC、東京大賞典で3着に好走。高い砂適性をアピールするとともに、一線級の力を改めて示した。 今回は約4カ月ぶりの実戦だが、陣営に不安はない。函館入厩後は確かな上昇曲線を描いており、寺田助手は「放牧で疲れを取って帰ってきました。先週(2週前)は少し重いなと感じましたが、1週前はそれと比べて良くなっています。でも、まだ良くなりそうな感じ。やりながら少しずつ良くなれば」とレース当日に照準を合わせて段階的に仕上げるつもりだ。 いつものトレセンとは違い、函館競馬場での調整。それでも、「前回でドバイに行きましたが、環境の変化にはすぐ慣れるタイプ。向こうでもいい状態でレースに臨めたので」と、滞在競馬は全く問題ない。「札幌は未勝利戦を勝っていますし、経験していますから。ここは結果を出したいですね」。鞍上は新コンビとなる名手・武豊。ただの叩き台ではない。秋のG1戦線を見据えて、負けられない一戦だ。