「ディーゼル」2025年春夏は14トンのデニムの端切れがランウエイに 「廃棄物の中にこそ美しさがある」
若者たちの熱狂を生み出すグレンの才
マーティンス=クリエイティブ・ディレクターは、「朽ち果て破壊された廃棄物の中にこそ美しさがある。私たちはデザインを高めると共に、生産における循環性を推し進めている。これこそディーゼルの破壊力だ」と語る。
ショー後には、多くの来場者たちが興奮した様子でデニムの山に寝転んだり、写真を撮りあったりしていた。若者たちの熱狂を生み出すグレンの才と、循環性を推し進める「ディーゼル」の進化が見事にかけ合わさったショーだった。なお、会場で使用したデニムの端切れは、自動車や断熱材などに活用し、装飾全体が再利用されるという。