【NFL】今季2度目の先発出場では「よりスムーズに感じた」とスティーラーズQBウィルソン
クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが率いるピッツバーグ・スティーラーズが2024年により強力な状態になっているかどうかに関する疑問は、現地28日(月)に行われたニューヨーク・ジャイアンツ戦で26対18の勝利を収めたことで払拭された。
レッドゾーンでのミスにより、華々しいパフォーマンスは披露できなかったものの、ウィルソン率いるスティーラーズは特に試合の序盤にボールを自在に動かしていた。ランニングバック(RB)ナージー・ハリスがジャイアンツ守備陣を突破し、ウィルソンがオープンになっているターゲットを見つけ出したこともあり、スティーラーズは試合開始から3回連続でフィールドゴールドライブを展開。試合の前半に238ヤードを稼ぎ、13回のファーストダウン獲得を記録した。
『ESPN』のブルック・プライヤーによると、ウィルソンは最初と2回目の先発の違いについて「よりスムーズに感じた」と話したという。
「これまで試合を欠場したことがほとんどなかったのに、5試合も6試合も休んだから、“よし、リズムを取り戻さないと”って感じだった。特に強豪チームと対戦するときは、すべてのプレーでリズムを取り戻すのは簡単じゃない。そういうときはただ反応するだけ。一番大事なのはただ応じることだと思っている」
スティーラーズはジャイアンツ戦で426ヤードを獲得。マイク・トムリンHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るチームは、ウィルソンが先発した2試合でいずれも400ヤード以上を記録している(ジャスティン・フィールズが先発した6試合では一度だけだった)。
トムリンHCはウィルソンの2回目の先発について「彼がそれに備えてウオーミングアップをする必要はないと思っていた。前の週よりも少し良い状態だったが、彼の能力には驚いていない」と述べた。
ウィルソンが司令塔を務めることでオフェンスはよりスムーズに機能し、パス攻撃もはるかに強力になっている。ウィルソンはワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズに43ヤードの美しいロングパスを決めたほか、WRヴァン・ジェファーソンに36ヤードのパスを投げ、WRカルビン・オースティン三世には29ヤードのタッチダウンパスを通した。ウィルソンの最大のミスは、第4クオーター終盤でのファンブルだった。