【NFL】今季2度目の先発出場では「よりスムーズに感じた」とスティーラーズQBウィルソン
ピケンズは試合の前半に2つのタッチダウンを決めたはずだったが、1つはスティーラーズの反則によって取り消され、もう1つは右足を2回芝生につけたものの、左足が地面についていなかったために取り消された。もしそうした判定が下されていなければ、チームの成績はさらに良いものになっていただろう。
「興味深い判定だ」と語ったウィルソンはこう続けている。
「もちろん、俺たちは彼がつま先を引きずったか、足をつけたと思っていた。同じ足を2回地面につけていて、1回目と2回目はしっかり確認できる。2回目は膝をつけるようなもので、それはタッチダウンとしてカウントされる。だから、右足を2回つけたら、カウントされるべきだと思うけど、俺には分からない」
「ジョージは素晴らしい試合をした。もちろん、彼があの2つのタッチダウンを欲しがっているのは分かっているし、全員がそう思っている。あれが成功していたら、試合の流れを早い段階で変えられたはずだ」
NFLのルールには、パスキャッチャーがキャッチを成立させるには“両足”または手以外の体の一部を地面につける必要があると明記されている。
6勝2敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の首位に立った状態でバイウイークを迎えるスティーラーズは、ウィルソンの活躍によって停滞していたオフェンスが改善され、プレーオフ争いに食い込む有力候補となっている。もはや、強固な守備陣や素晴らしいスペシャルチームの活躍でかろうじて勝利をつかむという戦い方ではない。
「俺たちは大きな自信を持っている」と強調したウィルソンは次のように続けた。
「まだ何も成し遂げてない。もちろん、現時点で6勝2敗なのは素晴らしいことだけど、それに意味があるわけじゃない。何の意味もないんだ。振り返ったときに、確実に次の課題に集中していないといけない。まずは体や心をしっかりケアして、このバイウィークは家族と楽しむことが大事だ」
「大きな波はこれからやってくるし、それに立ち向かわないといけないからね。素晴らしい試合がたくさん待ち受けているし、俺たちは尻込みすることなくそれに臨むつもりだ」